この記事では「思いもよらない」の英語表現について解説する。

この言葉の代表的な英訳は「unexpected」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。

TOEIC915点で、海外経験も多いライターさくらを呼んです。一緒に「思いもよらない」の英訳や使い方を見ていきます。

ライター/さくら

子供の頃から海外に興味を持ち、大学は英文科へ。留学、ワーキングホリデー、海外ボランティアなどの経験を持ち三カ国語を話す。日常で使う表現を得意とする。

「思いもよらない」の意味と使い方は?

それでは、「思いもよらない」の意味と使い方をまずは日本語で見ていきましょう。

「思いもよらない」の意味

「思いもよらない」には、次のような意味があります。

考えもつかない。想像もできない。

出典:三省堂 大辞林 第三版(三省堂)「思いもよらない」

「思いもよらない」の使い方・例文

次に「思いもよらない」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.物語がこんな結末を迎えるなんて、思いもよらなかった。
2.思いもよらない事態に、彼は慌てた。
3.この時彼女は、私には思いもよらない行動にでた。

\次のページで「「思いもよらない」の英語での表現は?」を解説!/

「思いもよらない」の英語での表現は?

image by iStockphoto

日本語の意味と使い方を復習したところで、いよいよ英語での表現を見ていきましょう。

「思いもよらない」の英語表現

「思いもよらない」は英語で「unexpected」です。「expect」とは何かが当然起きることとして期待されることで、何かが「expected」であるということは「期待通り」「思った通り」ということになります。接頭辞「un」は「not」のように否定、打ち消しの意味ですので、「思いもよらない」という意味ですね。

1.His reaction was completely unexpected.
彼の反応は全く思いもよらないものだった。

2.I was surprised by my uncle's unexpected visit.
私は叔父の思いもよらない訪問に驚いた。

3.Something unexpected happened last night.
昨夜思いもよらないことが起きた。

「思いもよらない」と似たような英語表現・フレーズは?

最後に英語で使われる同じような意味を持つ表現を見ていきましょう。

似た表現その1「never occurred to ...」

言い回しは異なりますが、「never occurred to ...」でも同じような意味を表現することが可能です。「occur」とは起こることですが、「人の心に思い浮かぶ」という意味もありますよ。「It never occurred to me that ~」、「~は私には思いもよらなかった」となります。

「never ...」の表現では「never dreamed of ...」「never thought of ...」「never imagined that...」なども使えますよ。

\次のページで「似た表現その2「It's the last thing I expected.」」を解説!/

1.It never occurred to me that could happen.
そんなことが起こるとは思いもしなかった。

2.He never dreamed of suspecting her.
彼は彼女を疑うなんて考えもしなかった。

3.She never imagined that he liked her.
彼女は彼が自分を好きだとは思いもしなかった。

似た表現その2「It's the last thing I expected.」

こちらは英語的な言い回しですね。直訳すると、「予想した最後のことだった」となりわかりにくいかもしれません。可能性の高そうな順に並べたとして一番最後になる、つまり一番あり得そうもないと予想したことというわけで、「思いもよらなかった」の意味で使えます。

1.That was the very last thing I expected.
それは私には全く思いもよらないことだった。

2.He was the last person I expected to betray me.
彼が裏切るとは思いもよらなかった。

3.What she said was the last thing I expected.
彼女の言ったことは思いもよらないことだった。

「思いもよらない」を英語で言ってみよう

この記事では「思いもよらない」の意味・使い方・英訳を説明しました。「思いもよらない」は一見難しそうな言い回しですよね。「よらない」はどう訳すのか悩んでしまった人は、まず日本語で近い表現を思い浮かべてみるのもひとつの手です。「予想しなかった」「全く考えなかった」に置き換えてみると、学校で習う単語で十分表現できそうですよね。難易度の高い単語を暗記するのもいいですが、まずは知っている単語で表現力を広げることを目指してみましょう。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
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英訳英語

【英語】「思いもよらない」の英語表現は?英訳や使い方・事例を専門家がわかりやすく解説!

「思いもよらない」の英語での表現は?

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日本語の意味と使い方を復習したところで、いよいよ英語での表現を見ていきましょう。

「思いもよらない」の英語表現

「思いもよらない」は英語で「unexpected」です。「expect」とは何かが当然起きることとして期待されることで、何かが「expected」であるということは「期待通り」「思った通り」ということになります。接頭辞「un」は「not」のように否定、打ち消しの意味ですので、「思いもよらない」という意味ですね。

1.His reaction was completely unexpected.
彼の反応は全く思いもよらないものだった。

2.I was surprised by my uncle’s unexpected visit.
私は叔父の思いもよらない訪問に驚いた。

3.Something unexpected happened last night.
昨夜思いもよらないことが起きた。

「思いもよらない」と似たような英語表現・フレーズは?

最後に英語で使われる同じような意味を持つ表現を見ていきましょう。

似た表現その1「never occurred to …」

言い回しは異なりますが、「never occurred to …」でも同じような意味を表現することが可能です。「occur」とは起こることですが、「人の心に思い浮かぶ」という意味もありますよ。「It never occurred to me that ~」、「~は私には思いもよらなかった」となります。

「never …」の表現では「never dreamed of …」「never thought of …」「never imagined that…」なども使えますよ。

\次のページで「似た表現その2「It’s the last thing I expected.」」を解説!/

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