国語言葉の意味

「間が悪い」のはタイミングだけじゃない!意味や使い方・類語などを語学系主婦ライターがわかりやすく解説

この記事では「間(ま)が悪い」を解説する。
「間が悪い」とは「決まりが悪く恥ずかしい」こと、単にタイミングが悪いだけじゃないんです。詳しい意味や使い方を知って「間が悪い」を使いこなせるようになろう。
今回、語学系主婦ライターの小島ヨウを呼んです。一緒に「間が悪い」を説明していく。

ライター/小島 ヨウ

言葉の使い方、漢字の意味に興味を持ち、辞典で調べまくるアナログ主婦ライター。分かりやすく、読みやすい文章を心がけている。

「間が悪い」の意味・使い方

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デートの最中、ばったり同僚に出くわした。実は社内恋愛、内緒だったのに……と焦って恥じる、こんなシチュエーションが「間が悪い」です。詳しい意味や使い方などをみていきましょう。

「間が悪い」の意味

それではまず辞書で意味を調べます。

1.きまりが悪い。何となく恥ずかしい。ばつが悪い。
2. 運が悪い。まわりあわせが悪い。

出典:精選版 日本国語大辞典「ま【間】が悪(わる)い」より

「きまりが悪い」はのちほど類義語の項で詳しく説明しますが、人に合わせる顔がない・恥ずかしいといった意味です。タイミングが悪く、運がなかったゆえに起こった出来事で感じる居心地の悪さ・気まずい思いを「間が悪い」と表現します。そもそも「間」とはどういうことでしょうか。

「間」とは

「間」は「ま」のほか、「あいだ」「あわい」「けん」「かん」など読み方様々、たくさんの意味が。説明しきれませんので、辞書から「間(ま)」の意味を抜粋します。

1.物が並んでいるときの空間。あいだ。あい。すきま。
2.家のひと区切りをなしている部屋。
3.畳の大きさを表す名称。
4.連続している事と事のあいだの時間。ひま。いとま。
5.話の中に適当にとる無言の時間。
6.邦楽・舞踊・演劇などで、拍と拍、動作と動作、せりふとせりふなどのあいだの時間的間隔。転じて、リズムやテンポの意に用いる。
7.ちょうどよい折。しおどき。ころあい。機会。
8.その場のようす。その場のぐあい。
9.家などの柱と柱との間。けん。

デジタル大辞泉(小学館)ま【間】(名詞)より

「間が悪い」の「間」は辞書で7番8番の意味でしょう。それが「悪い」のですから、ちょうど良くない・その場のぐあいが悪いとなります。タイミングの悪さから生まれる、恥ずかしさ・合わせる顔がない・気まずいといった負の感情が含まれた意味となっているのです。

「間が悪い」の使い方・例文

ちょっと意味が抽象的ですね、具体的に使って確認しましょう。

・ダイエット宣言した私。空腹に耐えきれずコンビニで爆買い、間が悪く友人に遭った。
・運転中、食事中、トイレ中など、上司からの電話は常に間が悪い。
・連絡もなく母が訪ねてきた。間が悪い、彼女が部屋にいる、どうしよう……。

いずれの例文も、困惑する状況が分かりますね。どう言い訳しよう、悪いことしていないけれど罪悪感、でも謝るのは違うだろう、と焦ってしまいます。また間の悪い時ほど会いたくない人に遭うものです。開き直るしかないかもしれません。

「間が悪い」の類義語は何?

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では辞書にも表記がある、恥ずかしくて気まずい意味で別の言葉をご紹介します。

「きまりが悪い」:面目が立たない

「きまり」は「決まり」または「極まり」と漢字で書き、意味は様々ありますがここでは面目・体裁のこと。面目とは人に合わせる顔・世間に対する体面。それが「悪い」のですから、人に合わせる顔がなく恥ずかしいといった意味になります。使い方は「大事な会議に遅刻して、きまりが悪かった」「案内した店が定休日できまりが悪い思いをした」などです。

\次のページで「「ばつが悪い」:いづらい・気まずい」を解説!/

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