国語言葉の意味

「流れに棹さす」と同じ?「波に乗る」の意味・例文・類義語などを日本放送作家協会会員がわかりやすく解説

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「波に乗る」について解説する。

端的に言えば、波に乗るの意味は「勢いに乗る」ことだ。もちろん海の波に乗るという意味もあるが、それ以外の意味やニュアンスも覚えておくと、ビジネスシーンなどでも応用できるぞ。

日本放送作家協会会員でWebライターのユーリを呼んだ。一緒に「波に乗る」の意味や例文、類義語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/ユーリ

日本放送作家協会会員。シナリオ、エッセイをたしなむWebライター。時代によって変化する言葉の面白さ、奥深さをやさしく解説する。

「波に乗る」の意味・例文と使い方

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「波に乗る」というと、ビッグウェーブに挑むサーファーの姿が思い浮かぶのではないでしょうか。しかし、「波に乗る」という言葉には、海の波に乗るというだけでなく、ほかにも意味があるのですよ。

「波に乗る」の意味は?

ではまず、辞書で「波に乗る」を調べてみましょう。

1. 波の流れに乗る。
2. 時の流れにうまくあう。時代の風潮・時勢にあって栄える。
3. 調子に乗る。勢いに乗る。

出典:精選版 日本国語大辞典「波に乗る」

「波に乗る」は1.の「海や川の流れに乗って船などが進む様子」が、もともとの意味です。「波」という言葉は、風などによって海や川の水面の高さが変わることから、転じて「個人ではどうしようもない変化が、次々に生じる」という意味もあります。そこから2.の「時代の流れにうまくあう」「時代の風潮にあって栄える」や、3.の「調子に乗る」「勢いに乗る」を意味する言葉になりました。

「波に乗る」の例文と使い方

次に「波に乗る」を使った例文を見てみましょう。

\次のページで「「波に乗る」の類義語」を解説!/

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