化学理科

5分でわかる「突沸」液体を加熱しすぎると起こる?防ぐ方法は?元研究員がわかりやすく解説

突沸とは過熱された液体が突然爆発的に沸騰する危険な現象

液体が気体になる現象には「蒸発」と、「沸騰」の 2 種類があります。蒸発とは液体の表面から気化した分子が空気中に移動する現象で、沸騰は沸点付近まで液体の温度が上がることにより、液体の内部で気化が起こり気泡となって絶え間なく沸き上がる現象です。

液体を加熱する時、沸点を超えても沸騰が起こらず液体のまま温度が上がり続けることがあります。この時の液体は見た目は加熱前の液体と変わらないのに、ほんの少しの衝撃で周囲に高温の液体が爆発したように飛び散る「突沸」を起こす大変危険な液体です。

液体の中に溶けている気体がなかったり不純物がなかったり容器にでこぼこがなかったりすると、沸騰が起こりにくくなり突沸を引き起こしてしまうと考えられます。

家庭では液体をかき混ぜながらゆっくり温度を上げていくことで、液中に気泡をできやすくして沸騰を促し突沸を防ぎましょう。電子レンジで加熱する時は、少なめの加熱時間を何回か繰り返し徐々に温めるようにします。

実験室で突沸が起こると大変危険なので、実験で液体を加熱する必要がある時は必ず加熱前に沸騰石を入れておきましょう。

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wing1982