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【慣用句】「後は野となれ山となれ」の意味や使い方は?例文や類語を元広告会社勤務ライターが解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「後は野となれ山となれ」について解説する。

端的に言えば後は野となれ山となれの意味は「開き直り」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

今回は広告会社で経験を積み、文章の基本と言葉の使い方を知るライターのHataを呼んだ。一緒に「後は野となれ山となれ」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/Hata

以前は広告会社に勤務しており、多くの企業の広告作成経験を持つ。相手に合わせた伝え方や言葉の使い方も学び、文章の作成や校正が得意。現在はその経験をいかし、ライターとして活動中。

「後は野となれ山となれ」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「後は野となれ山となれ(あとはのとなれやまとなれ)」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「後は野となれ山となれ」の意味は?

「後は野となれ山となれ」には、次のような意味があります。

目先のことさえなんとか済めば、あとはどうなってもかまわない。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「後は野となれ山となれ」

「後は野となれ山となれ」とは、自分の目の前のものを片付けたときに用いられることわざ。

できることをやったのなら、その後が野になっても山になってもどうでもいい、という“開き直りの感情”を含んで使われるのが一般的です。一見無責任な印象ですが、使い方によっては潔い印象にも捉えられる慣用句になります。

「後は野となれ山となれ」の語源は?

次に「後は野となれ山となれ」の語源を確認しておきましょう。江戸の浄瑠璃及び歌舞伎の作者として知られる近松門左衛門。彼の作品のひとつ、浄瑠璃『冥途(めいど)の飛脚(ひきゃく)』の一節に「後は野となれ山となれ」の由来があると言われています。

この作品の中にあるのが「栄耀栄華(えいようえいが)も人の金、はては砂場を打ち過ぎて、あとは野となれ大和路(やまとじ)や。」という一節。飛脚問屋の忠兵衛が客のお金を横領し、遊女と逃げるシーンで出てくる言葉です。捕まれば死罪という状況のなか忠兵衛の感情が表れたこの一節が、「後は野となれ山となれ」の語源と言われています。

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