「Achilles heel」
「Achilles heel」とは“致命的な弱点”という意味の英語表現。
直訳すると“アキレスのかかと”ですが、類語表現で挙げた「アキレス腱」の由来が、そのままことわざとして用いられたものです。英雄にもある“唯一で致命的な急所”、という意味で「弁慶の泣き所」を表現する際はこの英語を用いるのがいいでしょう。
もし、“向こう脛”そのものを意味したい時は「shin」という単語で、ただの“弱点”と伝えたいだけれあれば「weak point」を用いれば充分伝わります。「弁慶の泣き所」として何を伝えたいのか、考えて使い分けるようにしましょう。
なお、“アキレス腱”という体の部位を伝えたい時は「Achilles tendon」と言います。言葉の使い方が英語と日本語で多少異なるので、混乱しないように注意してください。
「弁慶の泣き所」を使いこなそう
この記事では「弁慶の泣き所」の意味・使い方・類語などを説明しました。
強い人の弱点というのは、なかなか見えるものでもなく、意外に思えるときもあるかもしれません。ですが、弱いところがあることで、かえって人間味を感じ、親しみを覚えることもあると思います。
ことわざになった英雄たちに対しても、かつての人々はそうして親しみを感じ、皆同じ人間なんだと考えていたのかもしれませんね。