
「落花狼藉」の使い方・例文
「落花狼藉」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。文法的な側面からもチェックしていきますよ。
1.廃校となった母校を訪ねると、かろうじて建物はあったが落花狼藉のありさまだった。
2.どんなことが起きようとも、女性や子供に対し落花狼藉に及ぶ行為はあってはならない。
例文1.は一つ目の意味として、母校が建物は残っていても周囲が散らかった状態であったことを表しています。例文2.は二つの目の意味で使われており、どんなことがあっても女性や子供に乱暴をするようなことがあってはいけないという文です。
文法的に見た使い方としては、「落花狼藉の…」と「落花狼藉に…」となっており四字熟語をそのまま名詞として使っています。こういった使い方が一般的です。
「落花狼藉」の類義語は?違いは?

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それでは、「落花狼藉」の類義語についての説明です。類似した意味を持つ四字熟語がいくつかあるので、一緒に詳しく見ていきましょう。
「乱暴狼藉」
「落花狼藉」の類義語には、「乱暴狼藉(らんぼうろうぜき)」があります。意味は、粗野な言動をしたり、無法な行為をはたらいたりすることです。その行為は、荒々しく支離滅裂であり、秩序を乱すようなものだというニュアンスが含まれています。
「落花狼藉」では花を女性に見立てての狼藉であったのに対し、「乱暴狼藉」は支離滅裂で無秩序ということです。そのため、「乱暴狼藉」は「落花狼藉」の意味を含めた広い範囲を表すものと考えることもできます。
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