この記事では「化学実験器具の使い方」について、登録者数95万人の人気講師YouTuber「とある男が授業をしてみた」の授業をもとに記事にまとめたぞ。

動画にそって、4つの実験器具「メスシリンダー・上皿てんびん・ガスバーナー・電子てんびん」の使い方を確認しよう。ライターのオノヅカユウともに、動画の内容をわかりやすく解説していく。

ライター/小野塚ユウ

この記事の「とある男が授業をしてみた」×「ドラゴン桜」のコラボ記事執筆を担当。自身も大学での研究経験を活かし、現役講師として活動している。

登録者数95万人の人気講師YouTuber「とある男が授業をしてみた」とコラボ!

今回の記事は、人気講師YouTuberの再生回数14万回の授業をもとにまとめています。

また、こちらの動画の内容もふくまれています。

ほかにも中学生・高校生向けのわかりやすい授業が多いので、ぜひ見てくださいね。

メスシリンダーの使い方

メスシリンダーの使い方

image by Study-Z編集部

まずはメスシリンダーの使い方から学習しましょう。

メスシリンダーとは?

メスシリンダーは縦にめもりの入った細長い筒のような器具です。水など液体の体積をはかるときに使います。

ほとんどがガラス製ですが、たまにプラスチックでできているものも目にしますね。ガラスの実験器具を使う時には割らないように注意しましょう。

メスシリンダーの置き場所は?

メスシリンダーは「水平」なところにおいて使います。床に対して斜めになっているテーブルや、でこぼこした台で使うのはよくありません。

また、あまりテーブルのはじに置いたりしても危ないです。実験をするときには整理整頓された実験台のうえで行うようにしましょう。

目盛りの読み方は?

液体の体積を読みとるときには「真横」からみて、水面がどこにあるのかを確認しましょう。

\次のページで「物体の体積をはかる方法」を解説!/

目盛りの読み取り方にも決まりがあります。基本的に、目盛りを読むときには1目盛りの「10分の1(1/10)」まで読みとらなくてはいけません

また、水面を観察すると、メスシリンダーの壁に近いところは少し水がはりつくように上に上がっているのですが、水面として読むのはメスシリンダーの中央部分。真ん中のまっすぐな部分を水面と考えて目盛りを読みます。

動画のなかでとある男さんは、メスシリンダーのイラストの目盛りを読みとっています。まっすぐな水面の部分の目盛りを見ると、ちょうど33㎤です。では答えに「33㎤」と書けばいいのかというと、それだと間違いになってしまいます。

なぜならば、目盛りの10分の1まで読みとらなくてはいけないから。「33㎤」ではなく「33.0㎤」としなくてはいけないんですね。

物体の体積をはかる方法

さきほどのメスシリンダーにある物体Aをしずめ、水面が上がったとしましょう。この時の目盛りを読みとったところ、40.5㎤だったとします。

水面が上がるのは、間違いなく物体Aをしずめたせいですよね。つまり、「水面がどれぐらい上がったか=しずめた物体Aの体積」と考えられるんです。今の場合、物体Aの体積は「40.5-33.0=7.5㎤」となります。

上皿てんびんの使い方

上皿てんびんとは?

上皿てんびんは、物体の質量をはかるときに使う道具です。

「うで」とよばれる棒の両側に、2つのお皿がのっています。片方に質量の分っているおもり(分銅)、もう片方にははかりたい物質をおいてバランスを確認。バランスがとれた時のおもりの質量が、はかりたい物質の質量と同じということになります。

\次のページで「上皿てんびんの置き場所は?準備は?」を解説!/

上皿てんびんの置き場所は?準備は?

上皿てんびんも、メスシリンダー同様「水平」なところにおいて使います。

使い始める前に、まずは「針が左右に等しくふれるか」を確認しなくてはいけません。針のふれ方が均等でなかったら、「調節ねじ」で調整しましょう。

はかるときの注意事項は?

上皿てんびんでは分銅(ふんどう)というおもりを使いますが、基本的には、はかりたい物体よりも「少し重いものからおく」ようにします。

また、薬品をはかりとるときには、てんびんの皿が汚れないよう、「薬包紙(やくほうし)」を両方にしきましょう

最後に片づけるときには、皿を一方に重ねておきます。使っていないとき、うでがグラグラと動かないようにするためです。

image by Study-Z編集部

ガスバーナーの使い方

ガスバーナーの使い方は、テストでもよく出題される重要な内容!動画の図をみながら、確実に覚えましょう。

ガスバーナーを使う手順は?

まずは、とある男さんの図をごらんください。

ガスバーナーの本体には2つのねじがあります。この2つのねじがきちんと「しまっているか」を確認してから、「ガスの元栓」を開きましょう。その後、ガスのホースからすぐのところにある、ガスバーナーの「コック」も開きます。

image by Study-Z編集部

準備ができたら、マッチに点火。その炎をガスバーナーに近づけたら、2つのねじの”下の方のねじ”を「反時計回り」に回して開きます。この”下の方のねじ”は、「ガス調節ねじ」といい、開き具合によって出てくるガスの量を増やしたり、減らしたりできるんです。ガスにマッチの火がうつれば、バーナーに点火できます。

炎の大きさを「10cm」くらいにしたら、ガス調節ねじをおさえながら、もう一つのねじである「空気調節ねじ」を少しづつ開いて、炎の色が「青色」になるように調節しましょう

ガスバーナーを消すときは?

炎を消すときには、つけるときと「逆の手順」で、ねじや栓を閉めていきます。

つまり、
『空気調節ねじ→ガス調節ねじ→コック→元栓』というながれですね。

\次のページで「電子てんびんの使い方」を解説!/

電子てんびんの使い方

最後に、電子てんびんの使い方です。

電子てんびんとは?

電子てんびんは、上皿てんびんとおなじく質量をはかるための道具です。

おうちにあるデジタルのはかりのように、物体をのせるだけで質量が表示されます。とても簡単に思えますが、使う時にはいくつかの注意点がありますので、確認しておきましょう。

電子てんびんの置き場所は?

ここまで何度も出ている言葉ですが、電子てんびんも「水平」なところにおいて使う道具です。正確な質量をはかるためには、これはとても大切なポイントとなります。

使う時に注意することは?

物体の質量をはかるときには、まずなにものせていない状態で表示が「0.0」や「0.00」になっているかを確認しましょう。

また、薬品などをはかるときには、かならず「薬包紙」を先にのせ、表示を「0.0」や「0.00」にしてからはかりたいものをのせてくださいね。

image by Study-Z編集部

実験器具の使い方をマスターして、差をつける!

実験のときにしかさわることのない実験器具たちですが、テストではよく問題として出題されます。それぞれの道具を使う時の手順や注意事項をおさえ、テストの点で他の人に差をつけましょう!

もちろん、実験をするときに使い方が身についていることも大切です。道具の使い方を間違えて実験が失敗してしまわないよう、とある男さんの動画で復習しておきましょうね。

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理科

3分でわかる化学実験器具の使い方!メスシリンダー・上皿天秤・ガスバーナー・電子天秤を登録者数95万人人気講師がわかりやすく解説

この記事では「化学実験器具の使い方」について、登録者数95万人の人気講師YouTuber「とある男が授業をしてみた」の授業をもとに記事にまとめたぞ。

動画にそって、4つの実験器具「メスシリンダー・上皿てんびん・ガスバーナー・電子てんびん」の使い方を確認しよう。ライターのオノヅカユウともに、動画の内容をわかりやすく解説していく。

ライター/小野塚ユウ

この記事の「とある男が授業をしてみた」×「ドラゴン桜」のコラボ記事執筆を担当。自身も大学での研究経験を活かし、現役講師として活動している。

登録者数95万人の人気講師YouTuber「とある男が授業をしてみた」とコラボ!

今回の記事は、人気講師YouTuberの再生回数14万回の授業をもとにまとめています。

また、こちらの動画の内容もふくまれています。

ほかにも中学生・高校生向けのわかりやすい授業が多いので、ぜひ見てくださいね。

メスシリンダーの使い方

メスシリンダーの使い方

image by Study-Z編集部

まずはメスシリンダーの使い方から学習しましょう。

メスシリンダーとは?

メスシリンダーは縦にめもりの入った細長い筒のような器具です。水など液体の体積をはかるときに使います。

ほとんどがガラス製ですが、たまにプラスチックでできているものも目にしますね。ガラスの実験器具を使う時には割らないように注意しましょう。

メスシリンダーの置き場所は?

メスシリンダーは「水平」なところにおいて使います。床に対して斜めになっているテーブルや、でこぼこした台で使うのはよくありません。

また、あまりテーブルのはじに置いたりしても危ないです。実験をするときには整理整頓された実験台のうえで行うようにしましょう。

目盛りの読み方は?

液体の体積を読みとるときには「真横」からみて、水面がどこにあるのかを確認しましょう。

\次のページで「物体の体積をはかる方法」を解説!/

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