
端的に言えば盗人猛猛しいの意味は「盗みを働いて平気でいること、悪事を注意されても開き直ること」ですが、その他にもより幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
営業マネージャーとして勤務し、カナダでの留学を経てライターとして活動中のナガタナミキを呼んです。一緒に「盗人猛猛しい」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター/ナガタ ナミキ
外資企業の営業マネージャーとして勤務し、相手に伝わる会話表現やコーチングスキルについて学ぶ。カナダでの留学を経て、言葉の持つニュアンスや響きを大切にするライターとして現在活動中。
「盗人猛猛しい」の意味は?
「盗人猛猛しい」には、次のような意味があります。
盗みをしながら平気でいたり、悪事をとがめられて逆に居直ったりすることをののしっていう語。ぬすびと猛々しい。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「盗人猛猛しい」
「盗人猛猛しい」とは、盗みや悪事をはたらいておきながら、その後に平気な顔をしている様子をいいます。たとえば誰かを傷つけたのに、謝りもせず、周囲に責められれば逆に開き直ってしまうような状態です。通常なら誰しも多少の罪悪感を感じるものですが、「盗人猛猛しい」人物には悪いことをしたという自覚・罪の意識がなく、誠実さが欠けています。
意味を理解する上で重要なポイントは、「悪事をはたらいても平気でいること」「他人に指摘・非難されると開き直ること」の二点です。実際にこのような人物がいれば、腹立たしく許せない気持ちになるのではないでしょうか。「盗人猛猛しい」には、ひどい態度への軽蔑・罵りの意味も込められています。
※「盗人」の読み方は(ぬすっと)または(ぬすびと)です。
「盗人猛猛しい」の語源は?
次に「盗人猛猛しい」の語源を確認しておきましょう。
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