1.上司はいつも毒にも薬にもならない話をする。
2.私の後輩は、毒にも薬にもならない。
3.先輩から譲ってもらったものだが、私にとっては毒にも薬にもならない物だった。
1つ目の例文は、「話」という名詞を修飾する形容詞の形で使われています。上司がする話は、害になる訳ではないが、役に立つ訳でもないという状況を表していますよ。
2つ目の例文は、「毒にも薬にもならない」という動詞で使われています。何もできず、役に立たない後輩だが、邪魔になっている訳でもないという人だと説明しているのです。
3つ目の例文は、先輩にもらった物が自分にとっては良い物でも悪い物でもなかったという意味になります。
基本的には良い意味ではなく、マイナスの意味で使われるケースが多いです。「価値がない」や「役に立たない」という意味なので、プラスの意味になりませんよね。「毒にも薬にもならない」という表現は、失礼にあたる可能性もあります。そのため、使い方には十分注意しましょう。
1.伽羅も焚かず屁もこかず
2.沈香も焚かず屁もひらず(じんこうもたかずへもひらず)
3.線香も焚かず屁もひらず(せんこうもたかずへもひらず)
今回は、「沈香も焚かず屁もひらず」について見ていきましょう。
「沈香も焚かず屁もひらず」
「沈香も焚かず屁もひらず」は、以下のような意味があります。
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