特集理科

3分でわかる藻類(昆布・ワカメ)!特徴や種類を登録者数95万人人気講師がわかりやすく解説

藻類は地球に欠かせない生物?

動物や陸上の植物よりも意識されにくい生き物ですが、藻類は地球の環境に大きな影響を与えているんです。

たとえば、水中に住む魚や動物プランクトンの多くは藻類をエサとしています。藻類がいなければそれらの生き物が命をつなぐことができません。

菌類の中には藻類を体内に住まわせているものもいます。地衣類(ちいるい)というなかまで、木や岩の表面に生育しているのを見ることができますよ。

そして何より、地球の大気を大きく変えたのも藻類であるということを忘れてはいけません。地球が誕生してしばらくの間、空気中には酸素がありませんでした。地球上にたくさんの酸素をうみだすようになったのはシアノバクテリア…つまりラン藻のなかまによる光合成なんです。

ラン藻が二酸化炭素を使い、酸素を放出することで、空気中には酸素が増えていきました。その後、酸素を利用する生物がうまれ、動物や植物が進化していったのです。

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今の地球ができるまでに、藻類は大きな影響を及ぼしてきたんだな。

奥が深い藻類に興味をもとう!

中学校で藻類について深く学んでいくことはほとんどありませんが、興味を持って調べてみると、とても奥深い世界が広がっています。

藻類にもいろいろありますが、身近な種類であれば採取しに行ってみるのもよいでしょう。形や色をみているだけでもかなり面白い存在です。海藻でも植物プランクトンでも、気になる藻類があったら学校の先生に相談して、研究してみませんか?

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