今回はその「口頭試問」について、意味や使われる場面などを、大学院卒の日本語教師の筆者が解説していきます。
ライター/むかいひろき
ロシアの大学で2年間働き、日本で大学院修了の日本語教師。その経験を武器に「言葉」について分かりやすく解説していく。
「口頭試問」の意味は?
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「口頭試問」という言葉は、学校生活や資格試験、就職活動で目にしたことがあるかもしれません。そして意味も何となくは分かっているでしょう。ただ、念のためにもう一度国語辞典を参照しつつ「口頭試問」の意味を確認していきましょう、
試験官の質問に対し、口頭で答えさせる試験。口述試験。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「こうとう‐しもん【口頭試問】」
“口頭”で行う“試験”
「口頭試問」の意味は、ずばり簡潔に言えば「口頭で行う試験」でしょう。試験官や面接官の口頭での質問に対し、文書に書いて答えるのではなく、自分の口で答えるタイプの試験です。入学試験や資格試験、就職活動の採用試験の一環として行われることが多いですね。
「口頭試問」はどんな場面で行われる?
では、「口頭試問」はどんな場面で行われ、それはどのような内容なのでしょうか。場面によって若干試験の内容が変わってきます。場面ごとに例文と一緒に確認していきましょう。
入学試験・入社試験
まずは入学試験や入社試験で行われる「口頭試問」について見ていきましょう。例文は次の通りです。
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