国語言葉の意味

軍配で勝敗を示す?「軍配が上がる」の意味や使い方、類義語などを院卒日本語教師がわかりやすく解説

「白星がつく」:試合などに勝つ

「白星がつく(しろぼしがつく)」は「試合などに勝つ」という意味の慣用表現です。「○○に白星がつく(ついた)」という言い方で、「○○が勝つ(勝った)」という意味を表します。この「白星がつく」は、相撲の星取表(勝ち負けを示す表)で、勝ちを表す丸型のしるし(○)を「白星」と言ったことが由来となった表現です。

「白星がつく」はスポーツの試合で使う場合がほとんどで、戦争や国際的な対立構造における勝利、議論や論争における勝利については原則使用しません

「勝鬨をあげる」:戦いなどに勝利する

「勝鬨をあげる(かちどきをあげる)」は「戦いなどに勝利する」という意味の慣用表現です。「○○が勝鬨をあげた」という言い方で「○○が勝った」という意味を表します。この「勝鬨」は日本史上の戦において、戦いに勝った側があげる「エイ・エイ・オー!」という鬨(とき)の声(大勢の人が一斉に挙げる掛け声)のことを指します。

現在、この「勝鬨をあげる」はあまり使用されていません

「軍配が上がる」の英語表現は?

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続いて「軍配が上がる」の英語表現を確認していきましょう。「軍配が上がる」は日本語独特の慣用表現ですので、英語に翻訳する際はそのまま翻訳するのではなく、「勝利する」という意味の方を翻訳していきましょう

「win」:勝利する

「軍配が上がる」は簡単に言えば「勝利する」という意味でしたね。よって、「軍配が上がる」の英語は「勝利する」という意味の「win」です。日本語が難しい慣用句であるため、これで良いのかと思われるかもしれませんが、問題はありません。慣用句やことわざを翻訳するときは、まず意味から考えるのが鉄則ですよ。

例文を確認していきましょう。

1.The U.S. presidential election, contested by Trump and Biden, was won by Biden.
トランプ氏とバイデン氏によって争われたアメリカ大統領選挙は、バイデン氏に軍配が上がった

2.The trade war between China and the U.S. is currently not clear which side will win.
中国とアメリカによる貿易戦争は、現状ではどちらに軍配が上がるか分からない。

\次のページで「「軍配が上がった」側が勝利者。「軍配が上がる」を使いこなそう!」を解説!/

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