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軍配で勝敗を示す?「軍配が上がる」の意味や使い方、類義語などを院卒日本語教師がわかりやすく解説

「軍配が上がる」の使い方を例文とともに確認!

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続いて、「軍配が上がる」の使い方を例文とともに確認していきましょう。スポーツの試合などの勝負事はもちろん、議論や論争での決着を示すこともできるのが、この「軍配が上がる」の特徴です。

1.2009年のWBCにおける日本と韓国の決勝戦は延長戦までもつれ込んだが、イチローのタイムリーによって日本に軍配が上がった
2.資本主義陣営と社会主義陣営が対立した冷戦は、資本主義陣営に軍配が上がったと言えるだろう。
3.プロジェクト内で今後の進め方について山田派と田中派に分かれて議論が続いていたが、田中派に軍配が上がった

「軍配が上がる」は、「○○に軍配が上がった」の形で「○○が勝利した」という意味を表す場合がほとんどです。例文1のようにスポーツの試合などの勝負事でよく使用されます。また、例文2のような戦争や国際的な対立構造において、片方の側が勝利した場合にも使用されますね。

そして例文3のように、議論や論争において、どちらかが勝ったりどちらかの意見が採用されたりした場合も、「○○に軍配が上がった」の形で、どちらが論争に勝利したか、どちらの意見が採用されたかを示すことができます。

「軍配が上がる」の類義語は?

次に、「軍配が上がる」の類義語を確認していきましょう。「軍配が上がる」の類義語は「凱歌があがる」「白星がつく」「勝鬨をあげる」です。意味を確認し、「軍配が上がる」との比較を行っていきます。

「凱歌があがる」:戦いに勝利する

「凱歌があがる(がいかがあがる)」は「戦いに勝利する」という意味の慣用表現です。「○○に凱歌が上がった」という言い方で「○○が勝利した」という意味を表します。この「凱歌」は「勝利を祝う歌」「戦いに勝って帰る時に歌う歌」という意味ですね。

スポーツなどの勝負事や戦争での勝敗を示す際に使用する場合は、「軍配が上がる」と意味やニュアンスは同じです。ただ、議論や論争、直接の武力行使が含まれない国際的な対立構造における片側の勝利については、「凱歌があがる」は使用しません

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