国語言葉の意味

【慣用句】「図に乗る」の意味や使い方は?例文や類語を元予備校講師が解説!

「図に乗る」の使い方・例文

「図に乗る」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

・初中級向けの参考書があまりに簡単だったので、図に乗って上級レベルに手を出したら、まったく歯が立たなかった。

・最新動画コンテンツのランキングでずっと一位だったユーチューバーが、図に乗って無茶なことをしたら炎上してあっという間に消えていった。

・あなたたち最近図に乗り過ぎじゃないかしら?と、年々売り上げが落ちている隣の編集チームのリーダーが、いちゃもんをつけてきた。

調子に乗っている、良い気になっている」というイメージがつきますでしょうか。「良い気になる」と軽率な行動をしてしまうことも多く、例文一、二番目のように何か失敗に繋がってしまった、という文章になることも。よくある使われ方のため、覚えておきましょう。

また、「調子に乗らないように」と誰かに対して言った場合、「良い気になりすぎて失敗しないように注意している」だけではなく、例文三番目のように「その良い感じをひがんでいる」といった意味合いまで帯びてくることもあるでしょう。親や目上の人だったらともかく、ライバル関係だったら尚更ですね。

これだけで人と人との関係性も推測できる慣用句のため、見かけた場合しっかりと読み込むようにしてくださいね。

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「図に乗っている」なんて言われたら、真偽のほどはともかく、言われたほうは良い気はしないだろうな。みんなも、使い方には気を付けよう。

「図に乗る」の類義語は?違いは?

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「図に乗る」の類義語は「付け上がる(つけあがる)」「自惚れる(うぬぼれる)」などがあります。

「付け上がる」「自惚れる」

「付け上がる」は「相手が甘いのをいいことに、良い気になること」。「図に乗る」は自分一人でも出来ますが、こちらには「相手が甘いから」という意味合いが強くあります。「優しくしてたら付け上がりやがって~」など、映画で怖い人が言ったりするのを聞いたことがあるかもしれませんね。

「自惚れる」は「自分で自分のことを、実際以上に優れていると思うこと」。この「実際以上に」というニュアンスがポイントです。漢字の通り「自分に惚れる」ですから、自信過剰とか、ナルシスト的な傾向で正しく自己評価ができていないイメージになりますね。

「図に乗る」とは、細かいニュアンスの違いで使い分けができると表現が豊かになるでしょう。

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