1.彼は小さい頃から論語を学ぶなど精励恪勤する姿が見られたが、今となっては大学で教育や文化を専門として職務を担っている。
2.難関大学に合格し、卒業後は研究者として活躍するようすは精励恪勤そのものだ。
例文1.は子供の頃から論語を一生懸命に学んでいるようすがあり、大人になってからは論語などの学びが生かされるような仕事をしているということです。例文の2.のほうは、難関大から企業の研究者になった人について、継続的に真面目に励んでいるのはみんなが認めるところであることを表しています。
文法的な面から見てみると、例文1.は「精励恪勤する…」と名詞を動詞化してサ変動詞として使っおり、例文2.では「精励恪勤そのもの…」と四字熟語を名詞としてそのまま使っていますよ。いずれも、一般的な使い方です。
「精励恪勤」の類義語は?違いは?
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それでは、「精励恪勤」の類義語についての説明です。「精励恪勤」のように勉学や仕事に励むことに関連する四字熟語はいくつかあるので、一緒に見ていきましょう。
「勤倹力行」
「精励恪勤」の類義語には、「勤倹力行(きんけんりっこう)」があります。意味は、仕事に励んでつつましい生活をし、何事にも精一杯努力することです。「勤倹」は「勤勉倹約(きんべんけんやく)」の略で、よくはたらきむだ使いをしないこと、「力行」は物ごとを精一杯努力して行うことを表しています。
「精励恪勤」と比べてみると、「勤勉倹約」の「倹」の字にあたる「節約する、つつましく」という意味合いが加わっていますよ。ほぼ同じ意味ですが、やや違いはある表現です。
「奮励努力」
もう一つの類義語には、「奮励努力(ふんれいどりょく)」があります。気力を奮い起こして励み、努力を重ねることという意味です。「奮励」は気力を奮い起こして勢いよく励むこと、「努力」はある事柄を実現するために心身を労して励むことを表しています。
「奮励努力」の気力を奮い起こすという部分がやや主観的なニュアンスが含まれているのに対し、「精励恪勤」のほうは少し客観的なニュアンスが感じられる表現です。はっきり分かれるわけではありませんが、ニュアンスにはやや違いがありますね。
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