純朴(じゅんぼく):素直で飾り気がない
「純」はいわずもがな純粋であることです。「朴」は切り出して加工していない木材のことで、飾らない自然体のものを意味します。これらのことから「純朴」は、手を加えて飾られている感じのしない、自然体で人情味のある風情を示す言葉。
「生き馬の目を抜く」の英語訳2選!
類義語・対義語に続いて、「生き馬の目を抜く」の英語訳も確認しておきましょう。
cunning:狡猾・悪賢い
「狡猾」や「悪賢い」と訳される単語。目的を達成するための、ずる賢さや巧妙さといった意味合いで使われるようです。
shrewd:狡猾な
「狡猾な」と訳される形容詞ですが、「鋭い」「洞察力のある」などのポジティブな意味合いもある単語です。
「生き馬の目を抜く」日本人は苦手?
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筆者は知り合いのインドネシア人から、『日本人は優しい』と聞きました。このセリフは、海外の方からみた日本の印象を、端的にあらわしているように思います。ところが先に述べたようにビジネスにおいては、思いやりをさておいて「生き馬の目を抜く」ことが評価されることもしばしばです。この記事の最後に、「生き馬の目を抜く」行為の是非についてすこし考察してみましょう。
ビジネスにおける「生き馬の目を抜く」ということ
『日本は労働生産性が低い』などともよく言われますが、その要因の一端に、歪んだ思いやりのこころがあるように感じられます。
ビジネスにおいては、自社の利潤追求のためや課題解決のために、個人の都合にかまわず「生き馬の目を抜く」ほうが重要であることもしばしば。そこに余計な思いやりがはたらくと、『上司の仕事を増やさないように新しい提案を控えよう』とか、『担当窓口の方が怒られるから、クレームを入れないでおこう』という消極的な行動につながるのではないでしょうか。
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