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【慣用句】「悪事千里を走る」の意味や使い方は?例文や類語を教材系ライターがわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「悪事千里を走る」について解説する。

端的に言えば「悪事千里を走る」の意味は「悪事はすぐに世間に広まる」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

教材系のライターを10年経験した梨子なしこ太朗吉を呼んだ。一緒に「悪事千里を走る」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/梨子なしこ太朗吉

本や雑誌を作り続ける文章職人。参考書から音楽誌まで、娯楽と言葉と実用をむすびつけることを自らも楽しみつつ、分かりやすく伝える。

「悪事千里を走る」の意味や語源・使い方まとめ

image by iStockphoto

それでは早速「悪事千里を走る」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「悪事千里を走る」の意味は?

「悪事千里を走る」には、次のような意味があります。

悪い行いはすぐに世間に知れ渡る。

出典:goo辞書

悪い行いほど世間にすぐに広まるのは、その話を聞いた人がすぐに別の人に話してしまうからですね。

ではなぜ良い話よりも悪い話が伝わりやすいのでしょうか。それは悪い話は人々の生存や危険にかかわる場合が多いからでしょう。人間も動物ですから、誰もがみずからの生存を脅かすものには敏感です。一方で良い話というのは、他人の善行であれば、知ったところで危険の察知にも、獲物のありかなど利益となることについての情報獲得にもなりませんから重要なこととは言えませんし、儲け話のように誰にとっても利益になる話だと、情報を独り占めしようという人は多いのですから、情報は伝達されにくくなります。

ということで危険情報でもある誰かの悪行の方が早く、遠くまで伝わるという説明が可能でしょう。

「悪事千里を走る」の語源は?

次に「悪事千里を走る」の語源を確認しておきましょう。

これは中国の古書にある、「好事門を出でず、悪事千里を行く」から来たもので、良い行いはなかなか世に知られることはなく、悪い行いはすぐに世に広まる、ということを表しています。

日本では後半部分だけを言う場合が多いのですが、中国では今もこの対句の状態で使うことが多いようです。対句にするとまた別の味わいがありますね。

\次のページで「「悪事千里を走る」の使い方・例文」を解説!/

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