国語言葉の意味

【慣用句】「目に余る」の意味や使い方は?例文や類語も含めて現役文系講師が詳しくわかりやすく解説!

「筆舌に尽くしがたい」

「筆舌(ひつぜつ)に尽くしがたい」もまた、「目に余る」の類義語ともいえる存在です。こちらの慣用句は、文章や言葉で形容することができないほど程度が甚だしいことを表します。

ここでポイントとなるのが、「筆舌」の部分です。「筆」は文章の、「舌」は言葉の象徴として働いていることにお気づきでしょうか。

それに「尽くしがたい」わけですから、書き表したり言い表したりができないというわけです。では、これらの類義語を用いた例文をチェックしてみましょう。

あなたが一言も発せずに相手の罵詈雑言をただ受け続けていた姿は、正直言って見るに堪えないものがあったよ。

当時小学生や中学生だった者たちにとって、目の前で家族を失った悲しみは筆舌に尽くしがたいものがあっただろう。

#3 「目に余る」の対義語は?

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さて、「目に余る」対義語はどのようにとらえればよいのでしょうか。見過ごせないほどひどいことの反対は、非常に優れていることだともいえます。

ここでは、そのような意味を持つ慣用句を二つほど見ていきましょう。

「目を見張る」

「目を見張る」は、良い意味で程度が甚だしいことを示す言葉の代表格です。この慣用句には、感動や驚きで目を大きく見開くという意味があります。

同じ「目」を含む慣用句でも「目に余る」とは表す意味や用法が随分と異なるようです。

「惚れ惚れする」

「惚れ惚れ(ほれぼれ)する」もまた、「目に余る」の対義語だといってもいい存在です。こちらの慣用句は、心を奪われるほどうっとりする様子を表しています。

つまり、そのくらい素晴らしかったり優れていることを伝えたいわけですね。では、これらの対義語を用いた例文も忘れずにチェックしておきましょうか。

その地域に住む人間のマナーの良さといったら、こちらが思わず目を見張ってしまうほど素晴らしいものでしたよ。

彼の投じるストレートの良さは、元プロ野球選手の私が見ても実に惚れ惚れするものだったことを付け加えておきます。

\次のページで「「目に余る」の英訳は?」を解説!/

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