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【慣用句】「総論賛成 各論反対」の意味や使い方は?例文や類語を教材系ライターが解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「総論賛成、各論反対」について解説する。

端的に言えば「総論賛成、各論反対」の意味は「結局は反対」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

教材系のライターを10年経験した梨子なしこ太朗吉を呼んだ。一緒に「総論賛成、各論反対」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

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ライター/梨子なしこ太朗吉

本や雑誌を作り続ける文章職人。参考書から音楽誌まで、娯楽と言葉と実用をむすびつけることを自らも楽しみつつ、分かりやすく伝える。

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「総論賛成、各論反対」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「総論賛成、各論反対」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

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「総論賛成、各論反対」の意味は?

「総論賛成、各論反対」には、次のような意味があります。

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ある案などについて、趣旨には賛成するが、個々の具体的事柄には異議をとなえること。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

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例えば、趣旨として、「そろそろいい年齢なんだし、健康に気をつけよう」と考えたとして、具体的には「毎日の酒の量は一合までが健康によい」と医者に言われているのに、「今晩くらいはいいだろう」と勝手に決めつけて二合、三合と呑んでしまう、こんなことは日常茶飯ですね。世の中、総論賛成、各論反対で満ち溢れています。

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「総論賛成、各論反対」の語源は?

次に「総論賛成、各論反対」の語源を確認しておきましょう。

「総論」とは、全体的な趣旨です。

個別の話でなく大きな話という意味で、ある一人のひとだけに適用される話やある特定の場面でのみ通用する話が「各論」だとすると、その対義語ということになります。社会や国全体で考えるべき大きな問題や政治的な理念、人道上の主義主張についての論議が「総論」で、総論が個人個人に具体的に関係してくる場面についての議論が「各論」だと言えますね。

では「総論賛成、各論反対」とはどういうことでしょうか。

大きな話というのは大抵理想主義的な見地から語られるので、賛成してしまうことも多いものです。例えば、平和は大事だ、人間みな平等、教育は誰もが平等に受けられるべきだ、社会保障を充実させて弱者を救済すべき、電車やバスではお年寄りに席を譲ろう、などなど。

一方、平和のために防衛基地が自分の住所近くに作られるのはいやだ、平等な教育や社会保障の充実のために増税が必要だとしても特に自分は子どももいないし割に合わない、会社の中でも自分は能力が高いのだから他の人よりも多い給料を受けることができるはずなのに少ないのはおかしい、電車やバスでは自分も日ごろから疲れているのでお年寄りが目の前にいても座って通勤したい、などなど、総論を具体的に落とし込んだ事例では、やはり反対したくなる場面もあるもの。

こういった一見矛盾する態度のように見えるのが「総論賛成、各論反対」です。

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