
「拍車がかかる」も同じ?使い方をチェック!
いくつか「拍車をかける」を使った例文に触れていきましょう。また、併せて「拍車がかかる」の意味も解説します。
1.新メンバーの加入が話題となり、アイドルグループの人気に拍車をかけた。
2.災害が落ち着いてからも、度重なる風評被害があの店の経営悪化に拍車をかけた。
3.桜木くんは、彼女の応援で試験勉強に拍車がかかった。
1は、新メンバー加入がきっかけとなり、さらに人気が上がったという意味です。元々人気の高いアイドルグループだったことが読み取れます。2は、悪い意味の例文です。おそらく災害の影響で売上が一度下がったのでしょう。そのうえ風評被害のせいでますます経営状況を悪くなったということが、「拍車をかける」により表れています。
3は、「拍車がかかる」を使用しており、助詞が「を」ではなく「が」と異なりますが、意味は同じです。1と2は、原因があってスピード感を増していますが、3は、主語である桜木くん自らが勢いついているニュアンスがありますね。
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