
「裏を取る」の使い方・例文
「裏を取る」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.犯罪捜査の基本は、参考人や容疑者の供述をとることであり同時に、それらの裏を取ること、すなわち足で情報をかせぐ聞き込み、証人の確保、監視カメラの回収と閲覧、凶器など物的証拠確保のための捜索、探索である。
2.最近の刑事事件では、参考人の供述調書に単純な誤字脱字がないように注意するのはもちろんだが、犯人かどうか不明の場合もあるのだし、新聞などマスコミで報道される内容にも気を配り、自白の真偽の確定のためにも確実に裏を取ることが重要である。
3.今回の連続する行政関連事件の発生時期については、前後の確認などのために関係者に取材して裏を取る方法を選択し、その他、事件各部分の意味と相互の関連を推測、判断することも当然大事だが、事件後の各方面動向、特に関係者の地位の変動にも注意が必要である。
裏を取るのは、もちろん刑事の仕事ではありますが、一般人も、仕事を進めるうえでは確実に裏を取って物事を進めていくことが必要でしょう。実は生活のあらゆる場面でわたしたちは「裏を取って」生きているのかもしれませんね。
「確認する」
「確認する」というのは、日常で使う一般的な用語です。
なにか前提となるできごとがあって、それが本当のことなのかどうかをあらためて確定する作業が「確認」ですから、事件があった場合にそれが本当なのかどうかを確定するための証拠集めとなる「裏を取る」行為は、「確認」である、と言えるでしょう。
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