
端的に言えば「腕を振るう」の意味は「力を充分に出す」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
教材系のライターを10年経験した梨子なしこ太朗吉を呼んです。一緒に「腕を振るう」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター/梨子なしこ太朗吉
本や雑誌を作り続ける文章職人。参考書から音楽誌まで、娯楽と言葉と実用をむすびつけることを自らも楽しみつつ、分かりやすく伝える。
「腕を振るう」の意味は?
「腕を振るう」には、次のような意味があります。
自分の腕前・技能を存分に人に見せる。
出典:goo辞書
「腕を振るう」というと、どうも料理の場合に使うことが多いような気がしますが、辞書では、たんに「腕前」「技能」とありますので、もっと幅広く用いられてもよい言葉のように思えます。
なにかを一生懸命に作るという場合には、広く使えそうですね。
「腕を振るう」の語源は?
次に「腕を振るう」の語源を確認しておきましょう。
「腕」は、「腕を上げる」などの場合と同様に、技芸の能力を指します。
「振るう」は、大きく、振るように動かすことです。
そこで「腕を振るう」で、「技芸の能力を大きく動かす」つまり、能力を存分に発揮することとなります。
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