地学大気・海洋

3分で簡単「気団」天気に重要な影響を与える状態を理系ライターがわかりやすく解説

その2.温暖前線

温暖前線は一様に傾斜した前線面にそって暖気が寒気上を這いあがる構造です。温暖前線が近づいてくると、まず前線面上に発生した巻雲や巻層雲が上空に観測され、その後高層雲や乱層雲にともなうおだやかな雨が長時間観測される場合が多くなります。十分に発達した低気圧の中心近くでは寒冷前線が温暖前線に追いつくことで閉塞前線が形成されると言わているようです。

その3.寒冷型閉塞前線暖前線

閉塞前線には寒冷型閉塞前線温暖型閉塞前線があります。寒冷型閉塞前線は、寒冷前線側の寒気の方が温度が低く、温暖前線型の寒気の下に潜り込んでいき、閉塞前線は寒冷前線側に形成される閉塞前線のことです。前線面の傾斜はやや急で、前線通過時の気象も寒冷前線に近いものになります。

その4.温暖型閉塞前線

温暖型閉塞前線温暖前線側の寒気の温度が低いため、寒冷前線型の寒気がその上に上がり温暖前線面に沿った閉塞前線が形成される閉塞前線のことです。前線面の傾斜は緩やかで、前線通過時の気象は温暖前線に近くなります。ただ、実際の閉塞前線は多種多様で、一部だけ温暖型で他は寒冷型になったり、温暖型と寒冷型が拮抗したりしていることもあるのです。

その5.停滞前線

上空の風向きと前線が伸びる向きが平衡になっていると、ほとんど移動しない停滞前線ができます。停滞前線の多くは東西に延び、南の暖気団と北の冷気団との相対的な勢力により、南北に移動するようです。梅雨前線や秋雨前線がその代表例になります

気団がだいたい決める

気団がだいたい決める

image by Study-Z編集部

今回学んだように、気団とは巨大な似たような空気の塊のことです。似たような空気ですから、気団の下の巨大な領域は似たような気候や天気なります。それだけでなく、気団の境界付近は前線とよばれ、前線の性質も気団に大きく影響されているのです。

このように気団とは、その真下や周辺の気候や天気をだいだい決めています。つまり気団の性質が分かれば、その周辺の気候や天気についてだいたいのことはわかるということです。

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