この記事では「~の件」の英語表現について解説する。

この言葉の代表的な英訳は「Regarding~」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。

TOEIC940点で、現役の翻訳者であるライターgreenforestを呼んです。一緒に「~の件」の英訳や使い方を見ていきます。

ライター/greenforest

幼少期をインターナショナルスクールで過ごす。留学や海外勤務経験を経て身につけた現地でも使える英語を分かりやすく紹介する。

「~の件」の意味と使い方は?

それでは、「~の件」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。

「~の件」の意味

「~の件」には、次のような意味があります。

[名]事柄。特に、問題になる、ある特定の事柄。「例の件は承知しました」

出典:goo国語辞書「件」

「~の件」の使い方・例文

次に「~の件」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1. 表題の件ですが、お見積書を送付します。
2. 本に関しまして、ご対応頂きましてありがとうございます。
3. 商談の件ですが、ご都合如何でしょうか。

\次のページで「「~の件」の英語での表現は?」を解説!/

「~の件」の英語での表現は?

image by iStockphoto

日本語の意味と使い方を復習したところで、いよいよ英語での表現を見ていきましょう。

「Regarding~」

「~の件」は英語で「Regarding~」と言います。意味は「~の件」「~に関して」。ビジネスやフォーマルな場で使うことができますよ。例文を見ていきましょう。

1.Regarding that matter, it has been solved already.
その件に関しては、既に解決しました。

2.Regarding the price list, would you be able to prepare it by today?
その価格表の件ですが、今日までに準備していただくことは可能ですか?

3.Regading the proposal, I will send to my boss tomorrow.
提案の件ですが、私が明日上司に送ります。

4. We have had a discussion regarding new project in our company.
私たちは会社の新しいプロジェクトの件について、話し合いました。

「~の件」と似たような英語表現・フレーズは?

最後に英語で使われる同じような意味を持つ表現を見ていきましょう。

似た表現その1「As for ~」

as for~」も「regarding~」と同様「~の件」「~について」「~に関して」という意味で使われていますよ。二つともビジネスやフォーマルな場面で使うことができますが「Regarding」の方が堅い印象です。また「regarding~」は文中にも使うことができますが、「as for~」は文頭に使うことが多く、話題を切り替える際によく使われていますよ。ビジネスだけではなく、日常会話でもよく使われ、例えば「As for me,」(私はね~)のように会話の中で自分の話に切り替える際に使いますよ。

\次のページで「似た表現その2「Concerning~」」を解説!/

1.As for travel request, please submit us by tomorrow.
出張申請の件について、明日までに提出してください。

2.As for a price quotation, please send it to me by today.
お見積書の件については、明日までに私に送ってください。

似た表現その2「Concerning~」

Concerning」は「Regarding~」と同じようなフォーマルさ、意味を持ち「~について」「~の件」「~に関して」といった意味があります。

1. Concerning this program, please send me an application form by today.
このプログラムの件ですが、応募書類を本日中にお送りくださいね。

2. Concerning a visa, plesase contact to the Immigration Services Agency of Japan.
ビザの件については、入国管理局にお問い合わせください。

似た表現その3「On this,」

On this,」は文頭に使い、日本語でいう「本件、」「この件ですが」といったようなニュアンスです。

1. On this, we will explain to you at the seminer.
この件については、セミナーでご説明します。

2. On this, would you come to our office to pick up the documents?
この件ですが、書類を取りに来ていただけますか?

\次のページで「「~の件」を英語で言ってみよう」を解説!/

「~の件」を英語で言ってみよう

この記事では「~の件」の意味・使い方・英訳を説明しました。今回説明した以外では「With regard to~」「As to~」等があり、これらもビジネスの場で使われます。堅苦しさを避けたい時は「About~」を使うとよりカジュアルですね。ぜひ、場面によって使い分けてみてください。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
" /> 【英語】「~の件」は英語でどう表現する?「~の件」の英訳・使い方・事例を専門家がわかりやすく解説! – Study-Z
英訳英語

【英語】「~の件」は英語でどう表現する?「~の件」の英訳・使い方・事例を専門家がわかりやすく解説!

この記事では「~の件」の英語表現について解説する。

この言葉の代表的な英訳は「Regarding~」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。

TOEIC940点で、現役の翻訳者であるライターgreenforestを呼んです。一緒に「~の件」の英訳や使い方を見ていきます。

ライター/greenforest

幼少期をインターナショナルスクールで過ごす。留学や海外勤務経験を経て身につけた現地でも使える英語を分かりやすく紹介する。

「~の件」の意味と使い方は?

それでは、「~の件」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。

「~の件」の意味

「~の件」には、次のような意味があります。

[名]事柄。特に、問題になる、ある特定の事柄。「例の件は承知しました」

出典:goo国語辞書「件」

「~の件」の使い方・例文

次に「~の件」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1. 表題の件ですが、お見積書を送付します。
2. 本に関しまして、ご対応頂きましてありがとうございます。
3. 商談の件ですが、ご都合如何でしょうか。

\次のページで「「~の件」の英語での表現は?」を解説!/

次のページを読む
1 2 3 4
Share: