生物学

夏緑樹林はどんなところ?動植物は?現役講師がバイオームを紹介

よぉ、桜木建二だ。この記事では「夏緑樹林」について学んでいきたい。

高校の生物基礎で学習する”バイオーム”は、生態系を理解するための手掛かりにもなる重要な内容だ。それぞれのバイオームにどんな動植物が生息しているかを聞かれる問題が多いから、具体的な生物の名前を意識しながら読んでいこう。

大学で生物学を学び、現在は講師としても活動しているオノヅカユウに解説してもらおう。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

yu_onozuka

ライター/小野塚ユウ

生物学を中心に幅広く講義をする理系現役講師。大学時代の長い研究生活で得た知識をもとに日々奮闘中。「楽しくわかりやすい科学の授業」が目標。

夏緑樹林とは

夏緑樹林(かりょくじゅりん)とは、夏に葉を茂らせ、冬の寒い時期には葉を落とすような広葉樹が主となっている樹林のことをさします。「夏には(葉をつけて)緑色になる樹林」ということですね。

日本では多くの地域でこの夏緑樹林が発達します。特に東日本、東北地方の山間や北海道の低地などでよくみられるタイプの樹林です。

no-img2″>
 <figcaption class=桜木建二

ちなみに日本では、夏緑樹林が成立するところよりも寒い地域では針葉樹林が、暖かい地域では照葉樹林が発達するな。

自分の住んでいる地域がどんな気候で、自然にはどんな種類の樹木が多いか、調べておくといいだろう。

image by iStockphoto

この夏緑樹林は、「日本だけにできるタイプの森林」というわけではありません。日本で夏緑樹林が発達する地域と似たような気候(年間平均気温や年間平均降水量)の場所であれば、世界の他の国でも成立します。

具体的な種類(樹種)は異なってきますが、「夏に葉をつける→冬までには落葉する」という特徴の共通している樹木で構成されている森ですので、日本で見るものと似た雰囲気を感じるはずです。

no-img2″>
 <figcaption class=桜木建二

気温や降水量などの気候条件が似ていれば、似たような景観の樹林が成立する、というわけだな。

この「”気温や降水量などの気候条件”によって、生育する植物の種類が決まってくる」というのが、とても大切なんです。

次のページを読む
1 2 3
Share:
yu_onozuka