国語言葉の意味

【四字熟語】「烏兎匆匆」の意味や使い方は?例文や類語などを現役塾講師がわかりやすく解説!

「露往霜来」

もう一つの類義語には、「露往霜来(ろおうそうらい)」があります。季節の移り変わりは早く、月日は早く過ぎ去るものだという意味です。「露往」は露が降りる秋が過ぎ去ってしまうこと、「霜来」は霜が降りる冬がやってくるということを表しています。

もともとは、獣や鳥などの肉付きがよくなる季節が早く過ぎ去っていくということを指していたようです。現在でも、狩猟期間は秋が深まる頃から初冬までとなっていますよ。

「烏兎匆匆」の対義語は?

次に、「烏兎匆匆」の対義語についての説明です。「烏兎匆匆」は特徴のある表現でしたが、対義語にも独特の表現がいくつかあります。詳しく見ていきましょう。

「一日千秋」

「烏兎匆匆」の対義語には、「一日千秋(いちじつせんしゅう)」があります。意味は、一日が千年に思えるほど待ち遠しいことです。「一日」はそのまま一日のこと、「千秋」は千回の秋を迎えることから千年のことを表しています。一日が千年に感じるほど時間がたつのが遅く感じることから転じた意味です。

また、「一日千秋」のもととなっているとされる「一日三秋(いちじつさんしゅう)」があり、一日会わないだけで三年もたったかのように感じるという四字熟語があります。

さらには、「一刻千秋(いっこくせんしゅう)」という表現もありますよ。こちらは、ほんのわずかの時間が千年にも思えるほどであるということから転じて、強く待ち焦がれる気持ちを表す四字熟語です。

「一日千秋」「一日三秋」「一刻千秋」とも、意味合いとしては同じく使うことができます

「烏兎匆匆」の英訳は?

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最後に、「烏兎匆匆」の英訳についての説明です。英訳にはカラスやウサギという単語は入りませんが、似た意味を表す表現があるので、一緒に見ていきましょう。

「days and nights passing by quickly」

「烏兎匆匆」の英訳には、「days and nights passing by quickly」があります。直訳すると「日中も夜も次々に過ぎていく」です。日が出ている「day」と日が出ていない「night」が複数になっているので、一日のサイクルの繰り返しで「日夜、日々」という意味でとらえられます。

別の同じような意味の表現が「months and years flying by」です。「months and years」で流れる歳月を表し、flyで早く流れ行くようすを表現しています。

\次のページで「「烏兎匆匆」を使いこなそう」を解説!/

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