「パワハラ」の英語での表現は?
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日本語の意味と使い方を復習したところで、いよいよ英語での表現を見ていきましょう。
英語で「セクハラ」は「sexual harassment」ですが、「パワハラ」も「power harassment」というのでしょうか。
「パワハラ」の英語表現
「パワハラ」の英訳は、「power harassment」で問題ありません。ただし、この言葉は日本で生まれた和製英語で、英語圏では使われていませんでした。
しかし「power」には「権力」という意味があることから、「power harassment」が「権力を使った嫌がらせ」を意味するということはネイティブにも容易に想像できます。年月の経過に伴い、「power harassment」というフレーズが少しずつ英語圏でも一般化されつつあると言えそうです。
1.Power harassment is a kind of harassment in the environment of a workplace.
パワハラは、職場環境における一種のハラスメントです。
2.Power harassment happens in various workplaces.
パワハラは、さまざまな職場で起こっています。
3.I’m suffering from power harassment from my boss.
上司からのパワハラに悩んでいます。
「power harassment」と似たような英語表現・フレーズは?
最後に英語で使われる同じような意味を持つ表現を見ていきましょう。
「power harassment」はもともと和製英語で、正式な英語というわけではありません。では、英語圏ではどのような表現が一般的に使われているのでしょうか。
似た表現その1「abuse of authority」
「パワハラ」は「abuse of authority」でも言い表すことができます。「abuse」は「乱用」や「悪用」、「authority」は「職権」や「権威」などの意味です。「authority」の代わりに「power」を使っても同じような意味になります。
「abuse of authority」を日本語にすると「職権乱用」ですが、権力を利用して精神的、身体的に苦痛などを与えるという点で、「パワハラ」と同じような意味と考えてもいいでしょう。
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