この記事では「24時間営業」の英語表現について解説する。
この言葉の代表的な英訳は「open 24 hours」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。
TOEIC850点で、オーストラリアに住んで10年になるライターakikoを呼んです。一緒に「24時間営業」の英訳や使い方を見ていきます。
ライター/akiko
日本では英文学、オーストラリアでは国際貿易とマーケティングを専攻。シドニーに住んで10年、ネイティブが実際に使う自然な英語を紹介する。
日本にはコンビニを始めとして「24時間営業」のお店がたくさんありますね。英語では「24時間営業」はどのように表現できるのでしょうか。まずは「24時間営業」の日本語の意味と使い方を見ていきましょう。
辞書によると「24時間営業」には、次のような意味があります。
「営業」
利益を得る目的で、継続的に事業を営むこと。また、その営み。特に、企業の販売活動をいう。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「営業」
「営業」とは「利益を得る目的で事業を営むこと」という意味です。1日は24時間なので、「24時間営業」とは「終日休みなく事業を営むこと」という意味になるのですね。次に「24時間営業」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.あそこのスーパーは24時間営業だ。
2.この辺りには24時間営業している店は少ない。
3.もっと人を雇わないと24時間営業を継続することは難しい。
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「24時間営業」は英語では「open 24 hours」と言います。「open」は「開いている」という意味の形容詞ですね。ほとんど日本語の直訳なので覚えやすいかと思います。(例文1)
また、「経営する」という意味の動詞「operate」を使って「operate 24 hours」というパターンもありますが意味は同じです。(例文2)
「24時間営業の店」という場合は「a 24 hour store」と言います。この場合は「hour」に「s」が付かないので注意しましょう。「store」の部分はお店の種類によって変化し、スーパーマーケットなら「a 24 hour supermarket」、薬局なら「a 24 hour pharmacy」、ジムなら「a 24 hour gym」のようになります。(例文3)
1.This shop is open 24 hours.
このお店は24時間営業だ。
2.Stores are not allowed to operate 24 hours in this state.
この州ではお店の24時間営業は認められていない。
3.Finally a 24 hour supermarket has come to this town.
ついにこの街に24時間営業のスーパーがやってきた。
似たような意味を持つフレーズとして、「24/7」があります。こちらは「1日24時間、週に7日営業している」という意味です。つまり、「年中無休で24時間営業」ということですね。他にも「24−7」や「24x7」と表記されることもあります。読み方はどれも共通して、真ん中の記号は発音せずに「トウェンティーフォーセブン」です。
1.Convenience stores are usually open 24/7.
コンビニは大体年中無休で24時間営業だ。
2.Our call center is available 24−7.
私どものコールセンターは24時間、年中無休で対応しています。
3.What I was surprised the most in Japan is a lot of shops trade 24x7.
日本で一番驚いたのは、たくさんの店が年中無休で24時間営業していることだ。
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この記事では「24時間営業」の意味・使い方・英訳を説明しました。ここ最近では見直す動きが高まっているとはいえ、私の住んでいるオーストラリアに比べると日本ではまだまだ24時間営業のお店がたくさんあると感じます。時間を気にせずに買い物をしたりサービスを受けられるのはとても便利ですね。
日本の生活を海外の人に英語で紹介する際にはぜひ、ここで紹介した「24時間営業」の英訳を使ってみてくださいね。