国語言葉の意味

【四字熟語】「独立不羈」の意味や使い方は?例文や類語を本の虫ライターが解説!

1.お金持ちでもない資産ゼロの青年が、独立不羈の精神で事業を成功させたそうだね。

2.仕事上で独立不羈を心がけてから営業売上が増加し、賃金も増えて将来に希望が持てた。

3.ほかの社員に反発されても死に物狂いでプロジェクトを完遂した彼は、まさに独立不羈の男だったよ。

「独立不羈」は、深い意味の四字熟語であることから、心構えや生き方を表したい場合に使われます。「独立」というと「起業」というイメージが強いかもしれませんね。しかし、「自分の意志で行動すること」も、立派な「独立」といえます。すなわち、精神面で束縛されない、支配をされないことで主体的に行動できるといえるでしょう。

目の前で起こっている出来事に対して、自身の考えをしっかり持つということは、とても大切なことです。世論に流され、周囲に合わせてばかりいたとしたら、それは「独立不羈」とはいえません。考えることをやめて、何かに依存すれば楽でしょう。しかし、一つの視点に囚われていると、たくさんあったはずの可能性を自ら潰してしまうことになります。情報が溢れている現代だからこそ、本来の自分を見失わないために「独立不羈」の精神は欠かせないのではないでしょうか。

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「独立不羈」は、自ら考えて行動することの大切さを訴えているといえるだろう。決して、自分勝手にやればいいと言っているわけではない。精神面で束縛されないことで、柔軟な考え方ができるようになる。「独立不羈」であるからこそ、新たな発想や視点が生まれるわけだ。「独立不羈」は、会社の業績アップのためにも欠かせない精神といえるな。

「独立不羈」の類義語は?違いは?

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では、「独立不羈」の類義語や違いをみていきましょう。

「独立独歩」

「独立独歩(どくりつどっぽ)」の意味は、他人に頼らず、自分の思うようにやること。もしくは「独立独行(どくりつどっこう)」ということもあります。「独歩」は、自力で事を行うこと。「独立不羈」とほぼ同じ意味ですが、違いとしては「他人に頼らない」という点でしょう。

「独立不羈」は、全く束縛を受けない、制約されないことで自ら行動することができました。対して「独立独歩」は、他人を頼らず、自分が信じる道を進むことになります。どちらかというと、「独立独歩」のほうが「孤独な戦い」といえるかもしれません。たとえ周囲に反対されたとしても、己の道を突き進みたい時には「独立独歩」を使うとよいでしょう。

「独立自尊」

「独立自尊(どくりつじそん)」は、福沢諭吉の教えとしてご存知の方も多いのではないでしょうか。意味は、何事も自力で行い、自己の人格と尊厳を保つこと。「人格」とは、その人の性格や個性などの「人間性」を差しています。「尊厳」とは、尊くおごそかなこと。人として踏みにじってはいけない、侵してはいけない領域だと考えてください。よく「人間の尊厳」や「尊厳をけなしてはいけない」などと使われています。

当然のことではありますが、自身で行う場合には必ず責任がついてくるもの。他人のせいにすることもできませんし、適当に物事にあたることもできないでしょう。だからこそ、人格と尊厳を確立させるためには、自力で行うことが大切だといえます。福沢諭吉が生涯を通じて体現したように、「独立自尊」は品位を保つために欠かせない精神といえますね。

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