国語言葉の意味

【慣用句】「顔を潰す」の意味や使い方は?例文や類語をWebライターが解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「顔を潰す」について解説する。

端的に言えば「顔を潰す」の意味は「体面や信用を失うこと」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

語学好きで歴史好き、名古屋出身で5年間のライター経験を持つEastflowerを呼んだ。一緒に「顔を潰す」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/eastflower

語学好きで英語、中国語が得意な5年目のライター。今回の慣用句「顔を潰す」は日常的に使われ類語も対義語も比較的多い用語です。言葉の起源を含めて、どんな場面で使えるのかの情報を解説していく。

「顔を潰す」の意味や語源・使い方まとめ

image by iStockphoto

それでは早速「顔を潰す」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「顔を潰す」の意味は?

まず、国語辞典に載っている「顔を潰す」の意味を見てみましょう。

面目を失わせる。名誉を傷つける。「親の―・す」 

出典:デジタル大辞泉(小学館)「顔を潰す」 

「顔を潰す」(かおをつぶす)の「顔」には、「目や鼻や口がついている頭部の前面」と言う意味の他にも「社会に対する面目や名誉」、「特定の社会や地域においての知名度、勢力」という意味がありるのです。「顔を潰す」の場合の「顔」は後者の意味で使われていて、実際に顔面を足で踏みつけるという意味ではなく、「面目や名誉を傷つける」という意味で使われています。

日本は、海外の国々とは異なり、地理的に海に囲まれ外部から攻撃や侵略を受けにくい島国です。人の流動性の多くない村社会の中で人々は摩擦や対立を極力避けて、自らの体面を保ち他人と同調して生活してきた時代が長くありました。ひとつの村は何十もの家族から構成されていますが、家族の中では、親は子どもが村社会と摩擦を起こさないように、集団の和を壊さないように教育してきた時代も長く、日本にも体面を気にする気質は古くからあったと考えられています。

「顔を潰す」の語源は?

次に「顔を潰す」の語源を確認しておきましょう。

人が他人から認められたい、尊敬されたいと願うのは世界共通であり、言い換えれば、人は「名誉を傷つけられることなく誉められたい」という承認欲求を本来持っています。それ故、どこの国であっても人の集まる社会では、オトナ、コドモに関わらず、多いか少ないは別として「顔を潰されたくない」という願望は自然に発生していきました。

しかし、世界の中でも「顔を潰されたくない」という意識が際立って強いのが中国人であると言われています。中国では、「顔を潰す」という場合の「顔」は、「面子(めんつ)」(中国語ではミエンズと発音)と言われ、多くの国で、中国人と付き合っていくには、「中国人の面子をつぶさないように顔を立てる」ことが大切だと考えられているのです。もし、中国人の面子をつぶすようなことをすると本当に一生恨まれるとも言われていますし、中国人を人前で怒ってはいけないとも言われています。人前で怒られることは面子を潰すことになるからです。

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