この記事を読んでいるあなたは、この「踏んだり蹴ったり」の使い方は大丈夫ですか?今回はこの「踏んだり蹴ったり」について、院卒日本語教師の筆者が解説していきます。
ライター/むかいひろき
ロシアの大学に再就職した、日本で大学院修士課程修了の日本語教師。その経験を武器に「言葉」について分かりやすく解説していく。
「踏んだり蹴ったり」の意味や使い方は?
image by iStockphoto
「踏んだり蹴ったり」という言葉、見聞きしたり実際に使ったりしたことがある人が多いのではないでしょうか。今回は、その「踏んだり蹴ったり」について詳しく焦点を当てていきます。まずは、「踏んだり蹴ったり」の意味と使い方について確認しましょう。
「踏んだり蹴ったり」の意味は「続けざまにひどい目に遭うこと」
最初に、「踏んだり蹴ったり」の辞書での意味を確認していきましょう。「踏んだり蹴ったり」は、次のような意味が国語辞典に掲載されています。
続けざまにひどい目にあうこと。
出典:明鏡国語辞典 第二版(大修館書店)「ふんだり-けったり【踏んだり蹴ったり】」
「踏んだり蹴ったり」は「続けざまにひどい目に遭うこと」という意味の慣用句です。良くないことや不都合なことが立て続けに発生し、その状況を嘆く際に使用される表現ですね。大本の意味は文字通り、「踏まれたうえに蹴られる」です。他人に踏まれたうえに蹴られたら、それはそれは嫌なことの連続ですよね…。
「踏んだり蹴ったり」の使い方を例文とともに確認!
次に、「踏んだり蹴ったり」の使い方を例文とともに確認していきましょう。「踏んだり蹴ったり」が文中に含まれている例文を3つ用意しました。どのような場面や文脈で使用されているのか、見ていきましょう。
\次のページで「「踏んだり蹴ったり」の類義語は?」を解説!/