国語言葉の意味

【慣用句】「喉元過ぎれば熱さを忘れる」の意味や使い方は?例文や類語をWebライターがわかりやすく解説!

「暑さ忘れて陰忘る」

「暑さ忘れて陰忘る」とは、夏の暑さを日陰でしのいでいたが、涼しくなると日陰を作っていた物へのありがたさを忘れてしまうという様子を表しています。

そこから転じて、苦しい経験が終わると、その人は受けた恩を忘れてしまうという意味も持っているのです。

具体的には、「暑さ忘れて陰忘るというが、あれだけ昔面倒見ていた後輩と音信不通だ。」というように使われます。

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」の場合には、苦しい経験や受けた恩を忘れてしまうという意味でした。一方、「暑さ忘れて影忘る」というのは、受けた恩を忘れてしまうという意味です。忘れてしまうものが少し違うので、使う際には間違えないようにしてくださいね。

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」の対義語は?

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」の対義語には、「羹に懲りて膾を吹く」があります。意味を詳しく見ていきましょう。

「羹に懲りて膾を吹く」

「羹に懲りて膾を吹く(あるものにこりてなますをふく)」は、「熱い物を飲んでやけどをしたことに懲りて、冷たいなますを吹く」という様子を表しています。「羹(あつもの)」は”魚や鳥のお肉や野菜を入れた熱いお吸い物”です。「なます」というのは”魚や貝、獣の生肉を細かく刻んだもの”を指し、後に『生の貝や魚、野菜を刻んで、調味酢であえた料理』を意味します。

そこから転じて、『前の失敗に懲りて、必要以上に用心する』という意味です。

「苦しい経験を忘れない」という点については、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」と反対の意味を持っていますね。

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」の英訳は?

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「喉元過ぎれば熱さを忘れる」の英語表現は、いくつか存在します。しかし、直訳しても意味は伝わらないため、決まった表現を覚えておく必要がありますよ。

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」の場合には、「熱さ」で例えられていますが、英語では「神様」に例えられる表現をご紹介しておきます。

「Danger past, god forgotten.」

「Danger past, god forgotten.」は、直訳すると『危険が過ぎると神様を忘れる』という意味です。

危ない状況の時、「神様、助けてください」と懇願しますよね。しかし、安全になると神様の事は忘れてしまう人が多いです。そんな様子から、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」と同じ意味で使えます。

格言のような言葉の多くは、「神様」を用いた表現が多くありますよ。英語においては宗教に関係があるものが多いため、「god」が例えとして用いられるのです。

\次のページで「「喉元過ぎれば熱さを忘れる」を使いこなそう」を解説!/

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