端的に言えば喉元過ぎれば熱さを忘れるの意味は「熱いものも、飲みこんでしまえばその熱さを忘れてしまう」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
中高生に英語や数学など、指導経験豊富なライター要を呼んです。一緒に「喉元過ぎれば熱さを忘れる」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター/要
塾講師を5年していた経験がある。留学経験があり、学生時代は留学生と英語でコミュニケーションを取っていた。日本語とは違った英語の感覚をわかりやすく伝える。
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」の意味は?
「喉元過ぎれば熱さを忘れる(のどもとすぎればあつさをわすれる)」には、次のような意味があります。
1.熱いものも、飲みこんでしまえばその熱さを忘れてしまう
2.苦しい経験も、過ぎ去ってしまえばその苦しさを忘れてしまう。
3.苦しいときに助けてもらっても、楽になってしまえばその恩義を忘れてしまう。
出典:goo辞典「喉元過ぎれば熱さを忘れる」
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」は、言葉の通り、『熱い物でも、飲み込んでしまったら熱さを忘れてしまう』という様子を表しています。
そんな様子から転じて「苦しい経験も、過ぎた後は苦しさを忘れる」や「苦しい時に助けられたことは、楽になると恩義を忘れる」という意味も持つのです。
つまり、時間が経つにつれて、「経験や苦労」または「受けた恩義」を忘れてしまうという意味で使われます。
また、苦しい経験をしたのにも関わらず、その経験を生かせなかった場合も当てはまりますよ。
江戸いろはかるたの「の」になっています。
書く時には、「熱さ」を「暑さ」と書かないようにしてくださいね。
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」の使い方・例文
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
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