この言葉の代表的な英訳は「I look forward to working with you」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。
個別指導塾で受験生の指導経験が豊富なライターさとみあゆを呼んです。一緒に「今後ともよろしくお願いいたします」の英訳や使い方を見ていきます。
ライター/さとみあゆ
個別指導塾で多くの受験生を指導してきた経験を持つ。そのノウハウを駆使し、受験生だけでなく社会人にも「使える英語」を伝授する。
「今後ともよろしくお願いいたします」の意味と使い方は?
「今後ともよろしくお願いいたします」は、ビジネスシーンでよく使う挨拶の一つですね。
それでは、「今後ともよろしくお願いいたします」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。
「今後ともよろしくお願いいたします」の意味
「今後ともよろしくお願いいたします」は、「今後とも」「よろしく」「お願いいたします」に分けることができます。
「お願いいたします」は「お願いします」を丁寧にした表現なので、「今後とも」「よろしく」「お願いします」の3つの意味について調べてみました。
「これからも」「以後も」の意味
出典:実用日本語表現辞典「今後とも」
1.適当に。うまい具合に。 「彼のことだから,どうせ-やっているだろう」
2.相手に便宜をはからってもらうときなどに,適切な配慮を願ったり期待したりして言う語。また,そういう気持ちをこめて言う挨拶語(あいさつご)。 「どうか-お願いします」 「 -お引きまわしのほど」 「今後とも-」 〔「…によろしく(お伝えください)」などの形で,その場にいない人への好意を伝えてもらうよう依頼する挨拶の言葉としても用いられる。「どうかみなさまにも-」〕
3.〔漢文訓読に由来する語〕 (下に「べし」を伴って)当然。ぜひとも。 「この際-人心の一新をはかるべきだ」
4.他の語句に付いて,その内容を受け,あたかも…らしく,の意を表す。 「歌舞伎役者-大見得を切る」
出典:大辞林 第三版(三省堂)「よろしく」
相手に依頼する際に用いる表現。「お願い致します」「お願い申し上げます」などとも言う。
出典:実用日本語表現辞典「お願いします」
「今後ともよろしくお願いいたします」の使い方・例文
「今後ともよろしくお願いいたします」は、取引相手などに対して「これからも、今まで通りのお付き合いをお願いします」という意味合いの挨拶です。メールでは最後の一文としても良く使われていますね。
次に「今後ともよろしくお願いいたします」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.今回のプロジェクトでは大変お世話になりました。今後ともよろしくお願いいたします。
2.いつも素晴らしいイラストを納品いただきありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。
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