タンパク質と生物体の機能理科生物

5分でわかる人体の不思議「生活反応」元塾講師がわかりやすく解説

よぉ、桜木建二だ。今回は「生活反応」について勉強していこう。

これは一言でいうと、生きている動物にのみ起こる身体組織の変化のことだ。刑事ドラマや推理小説が好きなやつは聞いたことがあるだろう。

殺人事件が起こったとき、この生活反応は捜査の手掛かりになる。生物化学に詳しいライターAyumiと一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

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ライター/Ayumi

理系出身の元塾講師。わかるから面白い、面白いからもっと知りたくなるのが化学!まずは身近な例を使って楽しみながら考えさせることで、多くの生徒を志望校合格に導いた。

1.生活反応とは

image by iStockphoto

まずは用語の解説「生活反応(せいかつはんのう)」とはどんなものか、理解しておきましょう。聞きなれない人もすでによくご存じの人もいるかもしれませんね。これは生きているヒトや動物の身体組織に発生する変化をいいます。つまり、死んでいるヒトや動物には見られない反応ということですね。具体的にどんなものがあるのか、そしてそれがどのような場面で活かされるのかについて、解説していきます。

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生活と聞くと衣食住を思い浮かべるだろうが、今回は生命維持のために起こる身体活動を理解することが大切だ。1つ1つ見ていこう。

1-1.呼吸・心音

1-1.呼吸・心音

image by Study-Z編集部

あなたが道を歩いていたら、倒れている人を見つけたとしましょう。そんなとき、あなたはどうしますか?

もし近くにいる大人を呼んでくるのもいいし、救急車を呼んでもいいでしょう。近くに駆け寄って、声を変えてみることも必要になるかもしれません。そんなとき、その人が生きているかどうかを確認する1番の方法呼吸をしているか、心臓が動いているかを確認することですよね。ご存じのように、動物は呼吸することで生命を維持しています。呼吸や心臓の鼓動が止まってしまえば血液が全身に送れなくなって死んでしまうでしょう。だからこそ人工呼吸装置やペースメーカーといった生命維持のための装置がありますよね。

これは生きている動物にとっては当たり前の反応ですが、死んでしまえばどちらも止まってしまいます。このように生体か否かを検証する方法として、生活反応が重要になるのです。

1-2.脈拍

呼吸や心音同様、脈拍も生死を判断するための1つの方法です。(だたしこれらが一時的に止まってしまっただけなら息を吹き返す可能性があることは覚えておきましょう。そのための人工呼吸や心臓マッサージですよね。)

また、脈拍を調べるといえば手首が一般的でしょう。しかし脈拍を感じやすい部分はその他にもあって、喉・足の付け根・足の甲などがあります。ではなぜ手首を用いることが多いのでしょうか。それは手首の血管(動脈)は皮膚に近い部分にあるために脂肪がつきにくく脈を感じやすいだけでなく、部位に個人差が少ないところという特徴のためです。さらに手元は基本的に服に覆われることが少ないため、測定しやすいことも理由ですね。手のひらを上に向け、親指側の手首側面を反対の手の中指と人差し指を揃えて優しく触れてみましょう。簡単に脈拍を感じられるはずですよ。

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誰か倒れている人を見つけたとき、まずは呼吸しているか、心臓が動いているか、脈はあるかを確認するよな。人でも動物でも生きているからこそできることなんだ。

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