「周期律」って何?周期律の秘密を科学館職員がわかりやすく解説
希ガス
周期表の一番右、18族に属する元素を希ガスと呼びます。ヘリウム、ネオン、アルゴン、クリプトン、キセノン、ラドン、オガネソンが該当する元素です。空気にほとんど含まれていないまれな気体という意味で希ガスと名付けられ、化学反応を起こしづらいことから不活性ガスともいわれています。
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金属元素・非金属元素
元素は金属元素と非金属元素に分けられ、元素の多くは金属元素です。周期表を見ると、水素を除いて1族から12族は金属元素であり、右上の方に非金属元素があります。金属元素と非金属元素の両方の性質を持った元素は両性元素といい、アルミニウムや亜鉛、スズ、鉛が当てはまるのです。
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遷移元素・典型元素
周期表を見て4周期以降に現れる3族から11族に属する元素を遷移元素といいます。遷移元素はすべて金属元素で、最外殻元素が1、2個のものです。一方、典型元素は1、2族と12族から18族にある元素のことで、1、2族は水素以外は金属元素、12族から18族には金属元素と非金属元素が混ざっています。
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遷移元素についてはこちらを参考にしてくださいね。
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周期律に沿って覚えれば元素の性質は理解できる!
周期表を見ると同じ族、周期で似た性質の元素が現れます。元素の性質を理解することは化学の理解につながるので、化学を勉強するときはまず周期表をしっかりと眺めてください。
元素の特徴は原子核の周りにある電子殻に入る電子の数に由来しています。原子のつくりもしっかりと理解しましょう。