国語言葉の意味

【四字熟語】「挙国一致」の意味や使い方は?例文や類語を本の虫ライターが解説!

「挙国一致」の対義語は?

「挙国一致」は、国全体が一つになるという意味ですから、反対の意味となると「国が一つにならない」となるはずです。さすがに、そのような悲しい意味の四字熟語は存在しません。そこで今回は、国規模でなくとも「意見がまとまらない」や「ばらばらになる」といった意味合いで対義語をみていきましょう。

「甲論乙駁」

会議などで、打開策を提案したにも関わらず、すぐに反対するような人が身近にいるのではないでしょうか。「甲論乙駁(こうろんおつばく)」の意味は、互いに論じてばかりで、議論の決着がつかないこと。「甲が論じて、乙が反駁(はんばく)する」という言葉から生まれた四字熟語になります。

「甲」や「乙」といった表現は、契約書などでよく使われていますよね。端的に言ってしまえば、「あなた(甲)」と「私(乙)」だと思ってください。「論ずる」とは、筋道を立てて説明すること。「反駁」とは、他人の主張や批判に対して論じ返すという意味になります。「甲論乙駁」して結論がでなかった場合に使ってみてください。

「四分五裂」

「四分五裂(しぶんごれつ)」の意味は、いくつにも分かれること。もしくは、秩序なくばらばらになるという意味になります。すなわち、ばらばらに分かれる様子から、秩序が乱れて統一できなくなっているといえますね。「四」に分けたものが「五」に裂けてしまうわけですから、いかにまとまりがないか、想像できるのではないでしょうか。

非常事態にも関わらず「挙国一致」するどころか、国の状態が「四分五裂」したら大変です。規模関係なく、部署やチームがばらばらになってしまいそうな時に「四分五裂」を使って状況を表現してみてください。

「挙国一致」の英訳は?

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では、「挙国一致」を英訳すると、どのような表現があるのでしょうか。

「national unity」

national」は「国民の」や「国家全体の」という意味。「unity」は「統一」や「結束」という意味になります。2つの言葉を繋げて「national unity」とすれば、「挙国一致」として使うことができるでしょう。「挙国一致」以外にも「国家統一」として用いられることもあります。

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「挙国一致内閣」といえば「national government」が有名だ。「national government」は直訳すると「政府」という意味。世界大恐慌に対応するため発足された、イギリスのマクドナルド内閣のことを「national government」と呼んだのが始まりとされている。「挙国一致内閣」を正しく表現するならば「national unity government」と英訳するといいだろう。

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