「月下氷人」の使い方・例文
「月下氷人」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
・いつもお世話になっている大切な上司に、月下氷人のお願いをしに行ったら、とても喜んでくれた。
・あの青年は、将来結婚したいと考えている彼女との結婚式に、月下氷人を誰にお願いすべきかもう悩んでいて、呆れられている。
・新老夫婦がみんなの前でたくさんのお礼を述べ、特に月下氷人を務めて頂いた先生は恋愛の達人でたくさんアドバイスをもらいました、と言って笑いを誘った。
「男女の間を取り持つ人、仲立ち」のイメージが伝わりますでしょうか。
先に述べたように、このような言葉は知識として知っていることが問題を解くカギになります。例文があれば、何か「人」のことを指すということはわかるかもしれませんが、咄嗟に出てこないことも。十分注意しましょう。
他にもありがちな間違いは、「月」や「氷」が入っている為、何か情景を表した言葉では、と判断してしまうことです。「月下氷人」に線が引いてあって、「同じ意味を持つ単語を次の選択肢の中から選びなさい」という問題は十分に考えられます。「仲人、媒酌人」という言葉も耳慣れないようであれば、一緒に覚えてしまいましょう。
もし興味があれば、自分なりに検索して物語を読んでみるのもいい方法です。こうした言葉はガチガチに暗記するよりも、ストーリーを楽しみながら読んだりする方が、記憶に定着しやすいでしょう。
「月下老人」
既に解説している通り、これは「結婚の仲立ちをする人、男女の間を取り持つ人」のこと。
他にも四字熟語ではありませんが、「仲人」、「媒酌人」はお伝えしていますね。それ以外では「月下翁(げっかおう)」という言葉もあります。これも「月下老人」と同じ故事から作られた言葉ですので、どれほど当時の人々に影響力があったのかと驚くべきものがありますね。
他にも「キューピッド役になる、務める」などもありますが、古臭い表現かもしれません。これらは全て同じ意味の言葉ですので、まとめて押さえてしまいましょう。
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