
3分で簡単「マイケル・ファラデー」何した人?天才実験科学者を理系ライターがわかりやすく解説
自然と科学を愛したファラデー
今回は主に電磁気学についてのファラデーの業績を紹介しましたが、ベンゼンの発見など化学の分野においてもファラデーは多くの業績を残しています。本人が十分な教育を受けられなかったためか、晩年は教育にも熱心で一般向けの科学講演たくさんおこないました。その内の一つである1860年のクリスマス・レクチャーをまとめた本がロウソクの科学という本であり、この本は現代でも高い評価を受けています。
科学を愛するというのはよい科学者でいるための条件だと思われますが、その点で自然と科学をファラデーほど愛した科学者はそう多くないでしょう。彼の天才は自然と科学への愛によって支えられていたように思われます。