「打ち聞く」
近年ではあまり使われない言葉ですが、「打ち聞く」も「耳にはさむ」と同じで「ちらっと聞く」という意味になります。「打ち」と言うと、ボールを打ったような様子を想像するかもしれませんが、「打ち」という言葉自体に意味はありません。「打ち」は接頭語の一つ。動詞の動作を強めるためや、語調を整えるために用いられています。
「打ち聞く」を知らなかったとしても、「打聞(うちぎき)」は聞いたことがあるのではないでしょうか。「打聞」の意味は「ちょっと聞くこと」であり、「小耳にはさむ」と全く同じ意味だといえますね。
「小耳にはさむ」の対義語は?
耳にはさんだ話は、知らない情報だからこそ事実を助かめたくなるものです。そこで今回は、「すでに知っている」「世間に広まっている」という意味合いで、「耳にはさむ」の対義語をみていきましょう。
「流布」
「流布(るふ)」の意味は、世に広まること。もしくは、ある情報が広く世間に行き渡っているという意味になります。「小耳にはさむ」は、噂が本当かどうか確認するために使われますが、「流布」の場合はすでに情報が広まっている状態といえるでしょう。要するに、事実を確認せずとも、世間では当たり前の情報として知られているわけです。不確かな情報は、流布する前にくい止めたいところですね。
「既知」
「既知(きち)」の意味は、すでに知っていること。もしくは知られていることです。「既に知っている」を省略した言葉だと考えれば、覚えやすいのではないでしょうか。ちなみに「既知」の対義語は「未知」になります。「未知」の意味は、まだ知らないこと、もしくは、まだ周りに知られていないこと。よく「未知の世界」と表現しますよね。小耳にはさんだ情報は、未知である場合が多いはず。既知の事実であるならば、「小耳にはさむ」の出番はないといえるでしょう。
「触れ回る」
「触れ回る」は、避けたい行動といえます。意味は、大勢の人に言い触らして歩くこと。良い情報を流すなら問題ありませんが、悪い情報を勝手に流している行動は感心できません。相手が頼んだわけでもないのに、「触れ回る」ことは避けたほうがよいといえるでしょう。小耳にはさんだ情報は、くれぐれも「触れ回る」ことがないように気をつけてくださいね。
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