地学宇宙理科

太陽系にある惑星の名前の由来知ってる?科学館職員が一挙紹介!

よぉ、桜木建二だ。空に見える惑星。それらにはもちろん名前が付けられている。

惑星の名前はギリシア神話やローマ神話が由来となっているものが多い。惑星に限らず天体は神話との関係が密接で、興味深い物語がたくさんある。プラネタリウムや星座の本でギリシャ神話を聞いたことがある人も多いだろう。

そこで今回は惑星の名前の由来を、ギリシャ神話とともに紹介していく。解説は科学館職員たかはしふみかだ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

たかはし ふみか

ライター/たかはし ふみか

不思議な現象を解明する科学が好きで理系に進んだリケジョ。高校、大学で化学漬けの日々を送っていた科学館職員。

惑星とは

惑星とは恒星の周りを公転している天体のうち、十分な重さがあって球状となり公転軌道に衛星以外の天体がないもののことです。

太陽系に惑星は8個。太陽から近い順に水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星があります。

惑星の名前に関係が深いギリシャ神話とローマ神話

image by PIXTA / 59239898

ギリシャ神話は古代ギリシャから受け継がれてきた神々の愛憎劇です。たくさんの神が登場しますが、特にオリュンポス12神がよく登場します。ゼウスやアポーロン、アルテミスなど日本でも聞いたことがある神もいますね。

一方のローマ神話は古代ローマから伝わる物語です。ギリシャ神話からの影響でローマ古来の神をギリシャ神話の神々と同一視している場合があります。例えばローマ神話の主神であるユーピテルはギリシャ神話のゼウスと同一視されているのです。

ちなみに日本での名前は五行思想がもとになっています。五行思想とは中国由来のすべてのものは火・水・木・金・土からできていると考えた思想のことです。

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ギリシャ神話は人間関係(神関係?)が結構複雑で、何人も愛人がいたり親子で子供を作っていたりする。さらに兄弟の順番が途中で入れ替わることもある。

ギリシャ神話には諸説あり、今回紹介するのと異なった説もたくさんある。気になる人はぜひいろんな本でギリシャ神話を読んで比べてみてくれ。

太陽系の惑星と名前の由来

太陽系の惑星と名前の由来

image by Study-Z編集部

それでは惑星の名前の由来を解説していきます。由来のもとととなった単語と惑星の名前で表記が異なっている場合もあるので注意してください。

なお、惑星自体の特徴についてはこちらの記事で確認してくださいね。

水星 Mercury

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水星Mercuryの名前の由来はギリシャ神話で承認や旅人を守るとされているヘルメス、ローマ神話のメルクリウスです。

地球よりも太陽寄りの場所に位置する水星。そのため水星を見ることができるのは明け方と夕方だけで、それぞれ明けの明星と宵の明星と言います。古代ギリシャではこのふたつは別の惑星と考えられ、それぞれにヘルメスとアポロンと名付けられていました。

その後ふたつが同じ惑星であることが分かりその惑星が最も公転の速い惑星であることから、ローマ神話でヘルメスと同一視されていてゼウス達神々の使いでもあったメルクリウス(Mercuriusu)の名前が付けられました。これが語源となってMercuryとなったのです。

ちなみに水星という名前も流れる水の速さをイメージして付けられたと言われています。ただし、実際の水星は最高で430℃にも達するみずみずしさとは程遠い星です。

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たかはし ふみか