理科生物学

5分でわかる「新エネルギー」どんなエネルギーのこと?科学館職員がわかりやすく解説

よぉ、桜木建二だ。地球温暖化、石油の枯渇などエネルギーに関わる課題はたくさんある。これらの問題を解決するには天然の資源を活用した、化石燃料の代替となるエネルギーが必要だ。

新たなエネルギーのキーワードになるのが「再生可能」と「クリーン」だ。いくら新しいエネルギーが開発されても人間が作ることができなければいずれ枯渇してしまうし、自然を汚すエネルギーでは環境問題を解決できない。

そこで今回は新エネルギーについて科学館職員のたかはしふみかが解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

たかはし ふみか

ライター/たかはし ふみか

不思議な現象を解明する科学が好きで理系に進んだリケジョ。高校、大学で化学漬けの日々を送りつつ家庭教師のバイトをしていた科学館職員。

新エネルギーとは?

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新エネルギーとは平成9年に施行された「新エネルギーの利用等の促進に関する特別措置法」(新エネルギー法)によるとバイオマス、太陽熱利用、太陽光発電、雪氷熱利用、地熱発電、風力発電などのことを指します。

これらのエネルギーの特徴は再生可能、ということです。化石燃料は使い続ければ無くなります。一方新エネルギーは太陽光や植物など自然と供給されているものや育てられるものを活用しているので、なくなる心配がありません。そのため新エネルギーを再生可能エネルギー、化石燃料のように限りある資源を枯渇性エネルギーともいいます。また石油に代わるという意味で代替エネルギーということがありますが、この場合石炭なども含まれるため代替エネルギーは必ずしも新エネルギーを意味するとは限りません。

バイオマス燃料

バイオマス燃料

image by Study-Z編集部

二酸化炭素に含まれた炭素を循環させる」という概念がカーボンニュートラルです。

石油や石炭などの化石燃料を使うと二酸化炭素が放出されます。放出された二酸炭素やそのほかの排出ガスによって地球温暖化、大気汚染はどんどん進んでしまうのです。植物は二酸化炭素を使って光合成して酸素を作りますね。そのため植物由来の燃料は使って二酸化炭素が排出しても循環させることができ、石油燃料のように一方的に地上にある炭素を増やすことはありません。

バイオマス燃料のメリットはカーボンニュートラルに加えてごみを減らせるということが挙げられます。生ごみや古紙、廃材といったゴミを資源として活用できるのです。

バイオエタノール

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バイオマスを発酵させて作るバイオエタノール。バイオマスにはセルロースと呼ばれる糖がたくさん含まれています。それを発酵させてエタノールにするのです。

このバイオエタノールは実際にガソリンと混合させて車を動かす燃料をに使われている国もあります。ガソリンと混合することでガソリンの使用量を減らしているのです。

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たかはし ふみか