生物学

砂漠ってどんな所?どんな動植物がいる?バイオームを現役講師が紹介

よぉ、桜木建二だ。この記事では「砂漠」をテーマにみていくぞ。

記事を読み始める前に、まずは「砂漠」と聞いたときに自分がどんな国・風景をイメージするか確認してほしい。基本的に日本で砂漠は見られないから、けっこうイメージが混乱しているやつがいるんだ。代表的な砂漠や、そこに住む動植物の正しい知識を得よう。

大学で生物学を学び、現在は講師としても活動しているオノヅカユウに解説してもらおう。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

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ライター/小野塚ユウ

生物学を中心に幅広く講義をする理系現役講師。大学時代の長い研究生活で得た知識をもとに日々奮闘中。「楽しくわかりやすい科学の授業」が目標。

砂漠とは

砂漠(さばく)とは、年間降水量が非常に少なく(おおむね250㎜以下)、砂や岩石が広い面積を占める土地のことをいいます。

多くの皆さんにとって、砂漠といったらアフリカ、とくにエジプトあたりのイメージが強いのではないでしょうか?

アフリカ大陸には実際、サハラ砂漠やカラハリ砂漠、ナミブ砂漠のような広大な砂漠地帯が広がっていますが、世界にはそれ以外にもたくさんの砂漠があるんです。チリのアタカマ砂漠やオーストラリアのグレートサンディ砂漠、中央アジアのゴビ砂漠やタクラマカン砂漠など…意外といろんな国に砂漠があります。

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日本でいうと、鳥取県の海岸沿いにある鳥取砂丘を”砂漠”と考えたくなるが、鳥取は降水量が比較的多く、地形学の上では”砂漠”に分類するのは難しい。海外に見られる砂漠とは似て異なるものだ。

砂漠にすむ人々の生活や、社会経済、砂漠の絶景などをご紹介したいところではありますが…今回は【生物学】の記事です!高校の生物で”砂漠”という言葉が出てくるのは、”バイオーム”を学習するときになります。

ということで、”バイオーム”としての砂漠を学んでいきましょう。

バイオームとは

バイオーム(生物群系)とは、そのエリアに住んでいる「すべての生物」をひっくるめていう言葉です。

バイオームは植物を基準にして考えることができます。そのエリアに肉食の動物がいたとしても、その動物より生態ピラミッドの下層に位置する、植物を食べて生きる草食動物が存在しているはず。どんな植物が生えているかによって生息できる草食動物は変わりますし、植生によって生息している動物の習性(樹上に住む、草むらに隠れやすい体をもつ…など)も左右されるからです。

では、その土地の植物の種類を決める主な要因は何かというと、年間降水量年間平均気温ということになります。どれくらい雨が降るか、どれくらい暖かいか、という気候によって植生が決まり、バイオームが決まってくるのです。

image by Study-Z編集部

世界の陸上は大きく10のバイオームに分けて考えることができます。その一つが、今回扱っている砂漠。「砂漠にはどのようなバイオームがみられるか?」と聞かれたら、砂漠に生息している植物や動物をこたえればいいんです。

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