「投資する」
「投資」は、ある事業に財産を投じて、事業の所有者として事業の成功を期待することです。事業は短期に結果の出るものもあれば長期にわたって結果が判明しないものもあり、投資は場合によっては忍耐強く待ち続けるということにもなりますね。
例えば「若手画家に仕事や場所を提供するあの資産家は、未来の芸術と芸術家に投資をしているのだ」などというように使われて、「長い目で見る」と同じような意味を表しますが、長い目で見る場合には必ずしも出資が必要ではないのに対し、投資は、出資があるものを指します。長く強い目で見る、といったところでしょうか。
「長い目で見る」の対義語は?
「長い目で見る」と反対の意味を持つ言葉としては、以下のようなものがあります。
「せっかち」「短気」
それぞれ、短期に結果を求めることを指します。長い目や気長の反対です。
長い目で見た方が良い場合と短気に結果を求めた方が良い場合がそれぞれありますから、一概に悪いこととは言えません。要は状況によるということです。
「急いては事を仕損じる」
仕損じるのですから、これは失敗ということになります。長い目で見ずに急いだがために失敗に終わるということです。
もちろん長い目で見たからといって必ず成功するわけではありませんが、この「急いては事を仕損じる」では、短気、せっかちを戒めています。急いで結論を出してはいけない場合があるということですね。
「see in the long run」
「長い目で見る」は英語で「see in the long run」と表すことができます。例文も示しておきましょう。
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