化学理科生活と物質

5分でわかる「界面活性剤」汚れが落ちる仕組みを理系学生ライターがわかりやすく解説

界面活性剤による環境汚染

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石けんや合成洗剤といった界面活性剤は洗浄剤として広く普及しましたが、その一方で河川などの汚染の原因物質を含んでおり、問題視されていますよ。合成洗剤などに含まれている物質の一部は非常に分解が遅く、分解されにくい物質は長時間水環境中にとどまり続けます。このような物質が、水の中に住む生物などに悪い影響を与える懸念があるのです。また、河川や湾の富栄養化の原因になるリンを含む洗剤も存在しますよ

このような界面活性剤による環境汚染は、下水道の普及により、かなり少なくなっています。ですが、界面活性剤などを含んだ下水を処理するためには、莫大な電気エネルギーを消費しますよね電気エネルギーを大量消費すると、地球温暖化といった別の環境問題につながってしまうのです。このようなことからも、界面活性剤は洗浄に必要である適切な量を使うことが重要だと言えます。実は、界面活性剤を多く使ったからといって、洗浄力が高くなる訳ではないのです。

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界面活性剤は必要な分だけ使うようにしろ。

界面活性剤について理解しよう

界面活性剤の代表例は石けんや中性洗剤であり、今やこれらを使っていない家庭はほとんど存在しないと言っても過言ではありません。このように身近な存在である界面活性剤ですが、界面活性剤の仕組みについてしっかりと理解している人は少ないのではないでしょうか。

この記事では、界面活性剤の役割、石けんと中性洗剤の違いなどに焦点を当てて、化学の視点から解説を進めてきました。日常生活でも役に立つ豆知識も紹介しましたよ。ぜひ、この記事を読んで、界面活性剤についての理解を深めてみてください。

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