化学

5分でわかる「紫外線‎」その効果や影響を理系学生ライターがわかりやすく解説!

日焼け

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可視光線に比べて、紫外線は透過力が強く、非常に強いエネルギーを持っていますよ。そのため、紫外線を物質に当てると、化学反応などをおこします。このような理由から、大量の紫外線が皮膚に当たるとやけどのような炎症をおこしてしまうのです。長時間、強い紫外線を浴びると皮膚ガンが発生する可能性もあるので注意が必要ですよね。

しかしながら、普通に生活しているだけでも紫外線を浴びる機会は沢山あります。そのたびに、皮膚が炎症をおこしているようでは大変です。そうならないように、人間の表皮細胞には特殊な仕組みが備わっています。それは、紫外線のエネルギーを吸収してメラニンという色素を生成するというものですよ。このメラニンが、まさに日焼けで肌が茶色になる原因の色素です。

日焼け対策に有効だとされている製品は日焼け止めですよね。日焼け止めには、紫外線散乱材紫外線吸収材が含まれています。日焼け止めを肌に塗ることで、体内に入り込もうとする紫外線を減衰させるのです。紫外線によるダメージは、日焼けをおこすだけでなく、皮膚の炎症や皮膚ガンなどの深刻な影響を与える可能性もあります。レジャーなどに出かける際は、できる限り日焼け止めを塗るようにしましょう。

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日焼けは自分の体を守ろうとして生じるんだな。

殺菌作用

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ここでは、紫外線の殺菌作用について確認されています。紫外線の殺菌効果に対する理論は、複数の説があり、現時点では確定的な説はありません。最も有力とされている説は、細菌などの細胞内にあるDNAが紫外線をよく吸収し、破壊につながるというものです。DNAは遺伝情報が記録されている細胞の設計図のようなものですから、これが破壊されると細菌は不活性化するというのですね。

様々な研究の結果から、細菌などを最も効率よく不活性化できる紫外線の波長はおよそ260[nm]とされています。このため、殺菌ランプはこの波長に近い波長の光を発するように設計されていますよ。このような殺菌ランプを空調機器などの中に設置することで、施設内の空気の中に存在する細菌などを不活性化させることができるのですね。

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紫外線がDNAを破壊するとは驚きだ。

プラスチックの劣化

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皆さんの中には、庭先においていたプラスチック製のバケツやプランターが、いつの間にかもろくなって割れていたという経験をお持ちの方がいるのではないでしょうか。実は、プラスチックを劣化させているのは、太陽光に含まれている紫外線です。プラスチック製品は、有機系のポリマーから成りますが、紫外線はポリマー中の結合を切断する性質を持ちます。

このようなことが起きないようにするために、耐紫外線のプラスチック製品も存在しますよ。耐紫外線プラスチック製品には、表面を紫外線遮蔽材や紫外線吸収剤でコーティングしたもの紫外線に分解されにくいポリマーを使用したものなどがあります。

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プラスチックは紫外線に弱い素材だ。

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