これらの言葉は高校で履修する”生物基礎”の最後の方で出てくるんですが、具体的なイメージは持てているでしょうか?普段生き物に興味のないやつにとっては、動物や植物の名前を覚えるのが大変な部分です。今回は具体例もあげながら学習していこう。
大学で生物学を学び、現在は講師としても活動しているオノヅカユウに解説してもらうぞ。
ライター/小野塚ユウ
生物学を中心に幅広く講義をする理系現役講師。大学時代の長い研究生活で得た知識をもとに日々奮闘中。「楽しくわかりやすい科学の授業」が目標。
熱帯多雨林・亜熱帯多雨林とは?
熱帯多雨林(ねったいたうりん)とは、一年中気温が高く、降水量も多い(年間2000mm以上)ような熱帯域で成立する樹林のタイプのことを指します。
高さが50メートル以上にもなるような背の高い樹が多いのに加え、つる植物や樹上着生植物が多いことも特徴です。
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熱帯多雨林によく似た言葉で混同しやすいのが亜熱帯多雨林(あねったいたうりん)。亜熱帯多雨林は、熱帯多雨林が成立するような環境よりもやや気温が低く、年間降水量もやや少ない亜熱帯域に成立する樹林です。
これらの言葉は、高校の生物基礎において「バイオーム」を学習するときに出てきます。
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