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【四字熟語】「朝雲暮雨」の意味や使い方は?例文や類語を元予備校講師が解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「朝雲暮雨」について解説する。

端的に言えば「朝雲暮雨」の意味は「男女のかたい結びつきのこと」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

教師や講師としても教えることに関わってきた「やぎしち」を呼んだ。一緒に「朝雲暮雨」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/やぎしち

雑学からビジネス文章まで手掛ける現役ライター。
国語の中学・高校教諭の資格も持ち、予備校講師の経験も。言葉を大切にした文章を心掛けている。

「朝雲暮雨」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「朝雲暮雨(ちょううんぼう)」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「朝雲暮雨」の意味は?

「朝雲暮雨」には、次のような意味があります。

《楚(そ)の懐王が夢の中で契りを交わした神女が、朝には雲に、夕暮れには雨になると言ったという、宋玉「高唐賦」などにみえる故事から》男女の堅い契り。→巫山(ふざん)の雲雨

出典:デジタル大辞泉(小学館)「朝雲暮雨」

この言葉は、「男女の間で結ばれるかたい契り(ちぎり。約束のこと)」や、「情交(じょうこう。親密な交際のこと)」を指す四字熟語です。耳慣れない発音のため、読み方にも注意してください。

なお、漢字そのままの意味で「朝の雲と夕方の雨」という情景を指すこともありますが、問題として出題されるとすれば上記の意味になるでしょう。

詳しくは次の語源の項でご紹介しますが、中国の故事がもとになっている言葉です。そのため、知らないと漢字のままの意味で読解してしまい、おかしくなってしまうこともあるでしょう。暗記によって確実に差がつくポイントですので、しっかり押さえてくださいね。

「朝雲暮雨」の語源は?

次に「朝雲暮雨」の語源を確認しておきましょう。この言葉は、中国南北朝時代の詩文集『文選(もんぜん)』に収められている、宗玉(そうぎょく)という文人の作品「高唐賦(こうとうふ)」に由来します。

楚の懐王が昼寝をしていた際、夢の中で巫山の神女と親しくなり、別れ際に「朝は雲となって、夕方には雨となってまたここに参ります」と告げられたというストーリーです。

翌朝、神女の言っていた通り、山には雲が美しくかかっており、懐王は神女をしのんで廟(びょう。霊を祭るところ)を立てたということで、美しい女性と景色に思いはせる場面から、この言葉が使われるようになりました。

作品まで問われるのはかなり高レベルですが、言葉の裏にどのような背景があるか一部でも知っていると知識が深くなるでしょう。同義語の項でご紹介する他の四字熟語も合わせてチェックしてください。

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