国語言葉の意味

【四字熟語】「疾風勁草」の意味や使い方は?例文や類語などを現役塾講師が解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「疾風勁草」について解説する。

端的に言えば疾風勁草の意味は「苦境にあるときこそ意志や節操が堅固であるかどうかがわかるということ」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

10数年間、中高生に学習指導をしているライターヤマトススムを呼んだ。一緒に「疾風勁草」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

yamato810

ライター/ヤマトススム

10数年の学習指導の経験があり、とくに英語と国語を得意とする。これまで生徒たちを難関高校や難関大学に導いてきた。

「疾風勁草」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「疾風勁草」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。読み方は、「しっぷうけいそう」です。四字熟語の漢字それぞれには、状況のわかる意味合いが含まれているので詳しく見ていきますよ。

「疾風勁草」の意味は?

「疾風勁草」には、次のような意味があります。もとの意味合いとそこから転じた意味合いがあるので、それぞれをチェックしていきましょう。

1.苦境や厳しい試練があるとき、初めて意志や節操が堅固な人であることが分かるたとえ。

出典:新明解四字熟語辞典(三省堂)「疾風勁草」

「疾風」は激しくて速く吹く風のこと、「勁草」はじょうぶな草のことを表しており、強風の中でも折れずにいる強い草という意味です。

このことから激しい風が吹いているときこそ強い草かどうかがわかるということで、人間の場合でも逆境や不運に見舞われたときなど苦しいときになって初めてその人の真の強さが分かるという意味につながっています。

「疾風勁草」の語源は?

次に「疾風勁草」の語源を確認しておきましょう。

中国の歴史書『後漢書(ごかんじょ)』の王覇伝(おうはでん)に由来するの逸話です。

後漢の初代皇帝となる劉秀(りゅうしゅう)が河北攻略に向かいますが、大変困難な戦いとなってしまいます。そんな状況にあって劉秀の軍から一人二人と去っていきましたが、王覇(おうは)だけは最後まで戦いました。

そのとき「光武の覇に謂て曰く、潁川の我に従いし者の皆な逝く、而して子独り留まる。努力せよ。疾風に勁草を知る、と」と言ったとされています。これは、「劉秀は王覇に言った。潁川からついてきた者は皆去り、ついにお前一人になった。よく努めよ。困難なときこそ、人間の本質は輝くのだ、と。」という意味です。

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